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山口県鴻城、80分間圧倒され続けるもPK戦で日大山形に勝利/選手権1回戦

2016.01.01

文=松岡健三郎(ストライカーデラックス編集部)

「サッカーは何が起こるかわからないね」。帰り道に両チームの応援に駆けつけた人たちが口々に声にしていた。それもそのはず、シュート数は15対2と日大山形高校が圧倒し、試合も連動した守備で山口県鴻城高校に何もさせなかった。日大山形のピンチは前半のカウンターから受けたシュート1本だけ。「11人全員で守る」山口県鴻城が、GK川島陸哉を中心に全員で体を張って80分守りぬき0-0で前後半を終えた。

 PK戦でも川島が試合中の勢いのままPKストップし、山口県鴻城が試合内容とは異なり、選手権初勝利を手にした。

(選手・監督コメント)
山口県鴻城
竹田典正監督
 11人全員で守りました。守備ができない選手は使っていないので、しっかり体を張って守ってくれたと思います。指示はしていませんが、自然と引いて守る形になってしまいました。よく(集中力を)切らさずに守ってくれました。うちは(試合を)やってみないとわからない「日替わり定食」みたいなものなので、今日も始まってみないとわからない状況でした。次もやってみないとわかりませんね。

GK川島陸哉
 DFが寄せてくれていたので、そんなに大変ではなかったです。(クロスボールに対しては)相手の高さがあったので、そこは怖かったですね。ハイボールはできるだけ自分が行くようにしました。インターハイでも1回戦勝ちましたが、今日のほうが時間が長く感じました。やっぱり選手権は違いますね。テレビ中継もありますし、たくさんの人に見に来ていただいたので、緊張はありました。その中で注目されて最高ですね。
 PK戦は得意なので5本中1本は止める自信がありました。だから、とにかく守ってPK戦にいって、全員が決めてくれれば勝てると思っていました。キッカーの助走を見て(止める方向を)決めています。

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ストライカーデラックス高校サッカー特集ページ(http://www.soccerstriker.net/html/matchreport/sensyuken94th/sensyuken94th_index.html

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