2015.07.12

ユース教授のインターハイ2015全校紹介 vol.7【流通経済大柏、明秀日立】

文・写真=安藤隆人

 夏の風物詩、インターハイが間近に迫ってきた。今年は8月2日から9日まで兵庫県で開催。真夏の王者をかけた決戦を前に、“ユース教授” 安藤隆人氏が出場全55校を紹介する。

【関東】流通経済大柏(千葉第1)2年ぶり12回目

 昨年のインターハイ予選では、2003年から11年連続で本大会出場をしていたが、準決勝で習志野に1-2で敗れ、連続出場はストップ。それだけに今予選にかける意気込みは凄まじかった。準決勝では昨年同様に習志野と激突。この一戦で凄まじい気迫を見せ、2-0で制し、インターハイ出場権を掴むと、決勝ではライバル・市立船橋との接戦を3-2で制し、優勝を手にした。泣く子も黙るパワーとスピードで、攻守において隙の無いサッカーを展開する、全国トップレベルの強豪は、このチームほどスタメン予想が難しいところは他に無い。毎年、毎試合のようにスタメンが代わり、これまで出ていなかった選手がスタメンに抜擢されたり、ずっと出ていた選手がベンチに回ったりすることは日常茶飯事。それだけチーム内競争が熾烈で、個々のレベルが高いのが伺える。

 例えば、プレミアリーグでは、昨年度の選手権ベスト4の原動力となったGK瀬口隼季(3年)がベンチで、GK高井悠貴(3年)がゴールマウスを守っているが、インターハイ予選準決勝ではGK鹿野修平(1年)を大抜擢。本当に誰が出るか分からない。MF菅原俊平(3年)、鈴木豪(3年)、昨年のレギュラーのセンターバック本村武揚(3年)、黒澤丈(3年)と屋台骨となっている選手ですら、レギュラーの座は安泰ではない。層の厚さがずば抜けている彼らが、すさまじい生存競争を行う。そこを勝ち抜いた11人が、常に危機感を持ってピッチに立っているのだから、相手にとって脅威以外何物でもないだろう。それが流通経済大柏たる所以だ。

【関東】明秀日立(茨城)3年ぶり2回目

 群雄割拠の茨城を制したのは、3年ぶり2度目の優勝を果たした明秀日立だ。つい最近までは茨城と言えば、鹿島学園と鹿島高の鹿島勢と、水戸啓明(前 水戸短大附属)と水戸商の水戸勢が熾烈な代表争いをしていた。だが近年、第一学院(前 ウィザス)と共に頭角を表してきたのが、明秀日立だ。

 3年前のインターハイで全国大会初出場を果たすと、昨年はインターハイ予選決勝で鹿島学園に敗れた。今年も準決勝で第一学院を延長戦の末に3-2で下すと、決勝では水戸商を1-0で下し、昨年の雪辱を果たした。センターバック石川慶人(3年)、MF吉田知樹(3年)が攻守の軸となり、ここにMF前川尚梧など楽しみな2年生がフィットし、総合力は高い。今大会の台風の目となれるか。

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