2017.12.19

主力2人の牙城を崩せるか…東洋大MF坪川潤之の最大のミッション

強さとテクニックをあわせ持つ坪川 [写真]=谷口奏生(スポーツ東洋)
サッカー総合情報サイト

文=谷口奏生(スポーツ東洋)

 第91回関東大学サッカーリーグ戦前期第6節流通経済大学戦で今季初出場。後期第15節駒大戦に今季初先発を飾った坪川潤之(ひろゆき)。同ポジションのボランチには勝野瑛、高橋宏季という強力なライバルがいる中で、坪川が抱く思い、そしてこれまで歩いてきたサッカー人生を紐解く。

小学生のときは3チームを渡り歩き、いろいろなスタイルのサッカーをしていたという坪川。しかし彼のサッカー人生で特に大きかったのが矢板中央高校の時だったという。中学時代まで現在とは異なり攻撃的でボランチ以外にもサイドハーフ、FWをやっておりテクニック系でボールをつなぐのが好きなタイプだった。しかし森本ヒマン(駒澤大学)や星キョーワン(駒澤大学)を擁した矢板中央はロングボールを多用し、フィジカルで勝負する堅守速攻のスタイルのチーム。一人一人の力強さが求められるので“戦う”という部分が苦手であった坪川は高校2年生までまったく出場機会を得られなかったという。だが「やらなければ試合に出れない」と感じ始めた坪川は、高校2年時から1年で13キロ体重を増量、肉体改造をし、徐々にセカンドボールの回収、“戦う”部分などの守備力が開花した。そしてついに高校3年時にはスタメンで試合に出場できるようになり全国高校サッカー選手権大会の舞台にも立った。2回戦の鳴門高校戦では先制点となるゴールを決める活躍を見せた。そして選手権が終わり進路を迫られた坪川が下した選択は高校時代とプレースタイルが全く異なるポゼッションサッカーに重きをおく東洋大学への入学だった。坪川の中では「自分の中でボールをつなぎたいという意識」という思いがまだあったのが決め手だったという。

ここまで一歩一歩壁を乗り越えてきた坪川にまたも大きな壁があらわれる。それは坪川と同ポジションにいる勝野と高橋の存在だ。勝野と高橋の2人は1年生のときから出場機会を得ており、現在チームの中盤で欠かせない存在となっている。坪川は「攻撃力とか技術の部分がすごい」とその実力を認めているが、高校時代に培った“戦う”部分、守備の部分で上回っていきたいと高橋、勝野にはない部分で2人の牙城(がじょう)を崩しにいく心意気だ。

そして坪川に大学サッカーを約1年半経験してここまでの自分への点数をつけてもらった。その点数は10点中4点。理由を聞いてみると「同じ代の松崎快選手や渡邉拓也選手はチーム内でスタメンを獲得していて、ほかの大学でもすごい選手がたくさんいて、その中で自分はまだサブという立場」とまだまだ現状には満足していない。

将来のことについて聞いてみるとやはり目標はプロサッカー選手。その目標を達成するためにも東洋大の中盤に君臨する2人を脅かす存在にならなければならない。坪川の挑戦はまだ始まったばかりだ。

選手のコメントはスポーツ東洋のホームページ(http://sports-toyo.com/news/detail/id/7668)をご覧ください!

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