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2冠の青森山田、英国遠征で名門アカデミーと対戦! 敵将が組織力を称賛

相手の背後を取り、何度もゴール前に飛び出した鳴海(左)[写真]=ナイキジャパン

 高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 チャンピオンシップと第95回全国高校サッカー選手権大会の2冠を達成した青森山田高校が現地時間18日、イングランドフットボール協会の本拠地であるセント・ジョージズ・パークでプロ養成所「ナイキアカデミー」とのテストマッチに臨んだ。

 今回、青森山田は高円宮杯の優勝チームとしてイングランドに遠征。これは競技の普及や次世代選手の育成推進を目的としたプログラム「JFA Youth & Development Programme(JYD)」の新たな施策の一つで、パートナー企業である株式会社ナイキジャパンの協力のもと海外遠征が実現した。

 選手権のレギュラーである3年生のGK廣末陸(FC東京内定)とMF高橋壱晟(ジェフユナイテッド千葉内定)、2年生のMF郷家友太とDF小山内慎一郎は不参加ながら、全国高校総体と選手権の得点王・鳴海彰人やキャプテンのMF住永翔、またDF橋本恭輔やDF三国スティビアエブスなど主力メンバーが先発に名を連ねた。

青森山田

試合前、上田コーチ(中央)は「この経験は、彼らの今後のサッカー人生においてプラスになるはず」と語っていた [写真]=ナイキジャパン

 指揮を執る上田大貴コーチの「連係した守備でしっかりとゼロに抑えよう。攻守の切り替えで勝らないと、相手の前にボールが行く。絶対に怯むな!」という言葉通り、序盤から積極的なプレーを見せる。大型DFにボールを奪われても食らいつき、スピードに乗ったドリブルで仕掛けてくる相手は体を張って止める。フィジカル勝負を避けようとせず、勝利にこだわる姿勢は、ナイキアカデミーのジョン・グッドマン監督が「組織力があり、負けん気が強い。(アカデミー選手の)体の大きさがアドバンテージにならなかった」と語るほどだった。

三国スティビアエブス
佐々木快

 一方で、なかなか得点を奪えずにいた。「ぶっ潰します!」と意気込んでいた鳴海が12分に無回転のミドルシュートを放ち、30分には絶妙なコンビネーションからMF小堀雄大が狙う。36分には再び鳴海が右足シュートで相手ゴールを脅かした。後半はナイキアカデミーの猛攻に耐えながらゴールに迫ったが、最後までネットを揺らすことができず、試合は0-0で引き分けた。

 長距離移動の疲れはもちろん、選手権優勝から10日弱という期間で気持ちのコントロールもむずかしかっただろう。それでも選手たちの表情には、世界で“力試し”ができたという充実感が漂っていた。

先発した小堀。前半は惜しいシュートも見られた [写真]=ナイキジャパン

先発した小堀。前半は惜しいシュートも見られた [写真]=ナイキジャパン

 小堀は「フィジカルコンタクトが日本人に比べて強い。体も大きかったです。普通だったらヘディングするところを胸トラップした時は『え?』と思いました(笑)」と外国人選手の屈強なフィジカルを体感した様子。また、この冬の時期にサッカーの試合ができることがうれしいようで、「青森だったらまともにサッカーできないんで楽しかったです。雪も降っているし、練習中に汗が凍ってしまいます(笑)」と笑顔を浮かべた。

 青森山田は20日にも現地のチームとテストマッチを行う。3年生にとっては最後の試合。笑って帰国できるようチーム全員で勝利をつかみにいく。

青森山田

最後は全員で記念撮影を行った [写真]=ナイキジャパン

取材・文=高尾太恵子

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