2016.12.11

平尾柊人が決勝点…関西大、2試合連続逆転勝利で3回戦進出

関西大は2試合連続で逆転勝利を収めた [写真]=関西大学体育会本部関大スポーツ編集局
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平成28年度 第65回全日本大学サッカー選手権大会 関西大学 2-1 鹿屋体育大学

文=高橋良輔(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

 アディショナルタイムの劇的ゴールで白星を飾ったインカレ初戦。歓喜に満ち溢れたのも束の間、中2日という短い期間で2回戦が行われる。この日の相手は鹿屋体育大学。九州大学リーグ戦で11戦負けなし、九州地区第1代表の実績を誇る強豪だ。また、関西大は夏の日本一を争う総理大臣杯で2回戦敗退。Iリーグの全国大会でも2回戦で散った。「チームとしてそこを乗り越えよう」(石井光輝主将)。全員が思いを一つにして、ピッチに向かう。

 関西大のキックオフから試合がスタート。盛り上がるスタンドとは裏腹に、両チームともに落ち着いた入りを見せる。しかし、この日の会場は強風が吹き荒れた。前半は風下となった関西大が劣勢。高いキック力を誇るGK前川黛也の足元でさえも狂わせた。ロングボールをつなげず、相手のペースで試合が進む。DF諸石健太、DF荒木隼人を中心に奮闘した守備で防ぎ続けるも、ついに22分にこじ開けられる。数的不利な状況で細かくパスをつながれ、先制点を与えた。前田雅文監督が「前半は向こうのペースだった」と振り返ったように、その後も自陣でプレーすることを余儀なくされる。前半終了間際には、ゴール真正面の位置でFKを献上。相手キッカーにゴール左隅に鮮やかに決められるも、これがオフサイドの判定に。首の皮一枚をつなぎ、前半を1点ビハインドで折り返す。

 勝負の後半、リードを許す展開でも選手たちは冷静だった。前線から果敢にプレスをかける本来のサッカーを展開。すると52分に、ラッキーな形で同点ゴールが舞い込んだ。CKのチャンスを奪うと、MF清永丈瑠が正確なボールをゴール前に蹴り込む。すると選手が重なる形になり、相手DFのオウンゴールとなった。これでリズムをつかむと、スタンドも含め会場中を関西大色に染めていく。献身的な動きでゲームをコントロールした中盤のMF石井とMF森主麗司。前半にはなかった左サイドの清永、DF黒川圭介が起点となる攻撃も光った。両大学とも一進一退の攻防を繰り広げ、残り時間が少なくなった84分についに試合が動く。FW竹下玲王が右サイドを抜け出すと、そのままクロスを供給。ニアサイドに飛び込んだFW加賀山泰毅のシュートは惜しくもGKに弾かれるが、そのこぼれ球に途中出場のMF平尾柊人が反応。逆転弾となるシュートを決め、喜びを分かち合うようにスタンドの下へと駆け寄り、ガッツポーズで感情を爆発させた。残り時間、アディショナルタイム4分で相手の猛攻を食らうが、しのぎ切って試合終了。2試合連続での逆転勝ちを収め、見事に鬼門の2回戦を突破した。

 試合後、石井主将は「運も味方にできたし、応援の力もあった」と振り返った。途中出場の選手が決勝点を決め、スタンドからはどんな状況でも大声援が送られた。“全員サッカー”を体現し、流れを引き寄せるにはこれ以上ないというゲームを披露した関西大。準々決勝で筑波大学撃破、そして日本一の目標まであと3つ。もうこの勢いを誰にも止めることはできない。

選手のコメントは関大スポーツのホームページ(http://kanspo.univ.nikkansports.com/?p=10539)に掲載しています。また、関大スポーツは関西大学の選手に独占インタビューを行い定期的にインターネットに掲載しております。その他にもTwitter(@kanspo)にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください!

写真=川﨑恵莉子、西井奈帆(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

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