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選手権最後の切符は京都橘! 「歴史を塗り替える」ため、スタートラインの市立船橋戦へ

京都府代表に決まった京都橘 [写真]=森田将義

 第95回全国高校サッカー選手権大会の京都府大会決勝が23日に行われ、京都橘が1-0で京都産業大附属高に勝利し、5年連続6回目の選手権出場を決めた。

 世代No.1ストライカーとの呼び声もあるU-19日本代表FW岩崎悠人(来季から京都サンガF.C.入団内定)を擁する攻撃陣に目が行ってしまうが、今年のチームは「歴史を塗り替えたいという意欲が強い」(米澤一成監督)というメンタル面も特徴の一つだ。今予選も「新人戦を獲ったチームは選手権に行けない」(岩崎)と言われる京都の歴史を塗り替え、新人戦、インターハイ、選手権予選の京都府三冠を達成し、全国行きを手にした。

決勝点を決めた水井直人(右・5番)と、喜ぶ梅津凌岳(中央・10番)、岩崎悠人(左・7番) [写真]=森田将義

決勝点を決めた水井直人(右・5番)と、喜ぶ梅津凌岳(中央・10番)、岩崎悠人(左・7番) [写真]=森田将義

 京都府予選決勝に先駆け、21日(月)に行われた組み合わせ抽選会では「歴史を塗り替える」彼らにとって絶好の組み合わせが用意された。「組み合わせを見た時に運命ってあるんだって思った」とGK矢田貝壮貴が口にしたように、京都橘にとって因縁のある相手が続く可能性がある。1回戦で当たるのは4月に行った第21回船橋招待U-18サッカー大会で対戦し、1-3で敗れた市立船橋。スコア以上に、「中盤の構成力が違った。全員が連動してボールを動かし、ミスがなく僕らとの差は大きかった」(FW堤原翼)と内容に差を感じた一戦だったという。だが、半年以上の月日が流れ、「4月の時より、僕らも成長している」(岩崎)とリベンジの準備は進んでいる。まずは、初戦に全力を尽くし、自分たちの歴史を塗り替える構えだ。

 2回戦で当たる可能性がある前橋育英は2年前にインターハイと選手権で2度ぶつかり、ともに0-4で敗れた相手。当時、1年生だった岩崎は「2年前の先輩にはお世話になった。(中野)克哉クンがいなければ、今の僕はいないし、キャプテンの(林)大樹クンにも大きな影響を受けた。先輩たちの想いを背負っているので、当たれば今年こそは絶対に勝たないといけない」と意気込む。

京都橘主将の岩崎悠人 [写真]=森田将義

京都橘主将の岩崎悠人 [写真]=森田将義

 白星を積み重ねた先に行き着くのは、4年前の2012年大会でFW小屋松知哉(現・名古屋グランパス)ら先輩たちが刻んだ準優勝という歴史を塗り替えることだ。だからこそ、「まだ僕らは何も結果を残していない。スタートラインに立っただけ」と口にする岩崎を筆頭に選手たちから浮かれた様子は見られない。全国に立ったことは彼にとって、通過点に過ぎず、ここからあと全国で6回、勝利の歓喜に沸くこと、「みんなと1日でもサッカーをする時間を長くする」(岩崎)ことが今年のゴール地点だ。

取材・文=森田将義

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