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関西選手権王者の関西大、桃山学院大に2-1で逆転勝利…公式戦9連勝

2016.06.14

逆転ゴールを喜ぶ [写真]=高橋良輔(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

文=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

 関西王者に君臨した関西大学は再びリーグ戦に舞台を移し戦う。相手は桃山学院大学だ。昨季後期リーグでは残り2節目で対戦。引き分けてインカレ(全日本大学サッカー選手権大会)出場のチャンスを遠ざけられたチームだ。また、関西大はリーグ戦、関西選手権通算で8連勝中。『日本一』を目指す関西大はこの連勝街道を全国王者に君臨するその日まで止めてはならない。会場は7年以上無敗の三木防災。もはや、今日も勝つしかない。

 早々にはFW加賀山泰毅が左サイドでFW竹下玲王にボールを渡すとペナルティーエリア外からシュート。しかし、これは入らない。4分には相手DF2人を突破しMF塩谷仁がゴールを狙う。今日も得点する意欲は十分な関西大イレブン。直後には桃山学院大のCK3本からもゴールを守り、MF藤村洋太が50メートル強の距離をドリブルで駆け上がり、桃山学院大ゴールを脅かす。15分のFKのシーンでは藤村が左サイドから放ったボールがそのまま相手ゴールへ吸い込まれる。しかし、桃山学院大GKがパンチングで阻止。0-0で前半を折り返す。

 47分、49分と桃山学院大がシュートを放ち間一髪という形で失点は免れる。しかし、61分に中央から放たれたボールを守り切れず失点。追う展開となった。69分にはMF森主麗司が右サイドを駆け上がり、ゴール前の竹下にパスを出す。しかし、竹下の前にはDF2人がいてシュートを打てず、藤村にボールを回す。それを放つもこれはゴール枠外左へ。その3分後にはDF黒川圭介がMF布施周士から出されたボールをゴールへと放つが少しふかし、限りなくバーに近い位置を通る。77分にFKを獲得。これを蹴るのは藤村だ。放ったボールはゴール前へとアーチを描く。その終着点にはDF諸石健太がいた。GKが左へ行くボールを追うも間に合わず。同点弾を決めた関西大は選手、スタンド全員が歓声をあげた。ドローで終了と思われた90+1分にFW吉井佑将が森主の出したボールを竹下がアシストしシュート。「僕だけで決めることができなかったゴール」と話すように勝利を目指すチーム全体の思いがこもった決勝点となった。2-1、三木防災での大逆転劇はここで幕を閉じた。

 大逆転劇を演出した関西大を誰が止められるだろうか。関西選手権優勝後のリーグ戦では勝てないというジンクスも打ち破った。前期リーグ残り3節も白星で飾り12連勝、そして、関西大は総理大臣杯優勝に向けて再び走り出す。

選手のコメントは関大スポーツのホームページ(http://kanspo.univ.nikkansports.com/?p=5796)に掲載しています。また、関大スポーツは関西大学の選手に独占インタビューを行い定期的にインターネットに掲載しております。その他にもTwitter(@kanspo)にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください!

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