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関西大が決勝で大阪体育大を撃破し、3年ぶりの関西王者に/関西学生選手権

関西大が関西王者に輝いた [写真]=林亮佑(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

文=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

 6月5日。観客がいつもの10倍以上いる今試合は極めてサッカー部にとって重要な試合だ。関西学生サッカー選手権大会決勝の舞台に立つ関西大学は今季リーグで昨季全国覇者、関西学院大学を打ち破り、関西学生選手権では全国準優勝の阪南大学を準々決勝で撃破した。全国1位、2位のチームを倒した関西大に怖いものはない。3年ぶり悲願の優勝を目指して、ここヤンマースタジアム長居を走り出す。

 開始早々には互いが熱いプレーで両者一歩も譲らない。5分にはMF森主麗司が出したパスにFW加賀山泰毅が反応。すでにゴールに走り出していたFW竹下玲王のコースに合わせたボールを出す。竹下と大阪体育大学DFが駆け込むが、一歩間に合わずボールはGKのもとに。その4分後にはDF池端翼太がペナルティーエリア外からシュートを放つもこれも大体大GKの手中に。13分には大体大フリーキックから相手攻撃陣がゴールへと迫る。しかし、DF黒川圭介がボールを奪いピンチを乗り切った。その後、加賀山から竹下へとパスが通り、ゴールへと近づく。ゴールライン際からシュートを放つもこれはふかしてしまい入らない。21分にも竹下が得点への貪欲な姿勢を見せる。ペナルティーエリア内で相手DFを切り返しシュート。しかし、これはゴール左へと流れる。『全員サッカーで日本一』達成のためには是が非でもこの試合に勝利しなければならない。この思いが先制へとつながる。28分にMF塩谷仁が左サイドで倒され、FKを獲得。これをMF藤村洋太が強風にも左右されないコントロール抜群のシュートを放つと、ゴール前にいた関西大の選手はそろってヘディングの態勢。これを当てたのは加賀山だ。先制した瞬間、選手は加賀山に集まり、応援は加賀山のチャントを歌う。歓喜にスタジアムは揺れた。その後、41分に大体大にCKを与えてしまい、ピンチが訪れる。これが関西大ゴール前に落ちると、そこに選手が集まり混戦状態に。懸命なDFの活躍で危機をなんとか回避する。ここでホイッスルが鳴り、追われる展開で試合は後半へと進む。

 後半、46分にはいきなり大体大ゴールを脅かす。「勝つ」流れを見せつけたい。関西大の勝利への思いは人一倍だ。しかし、55分にFKからヘディングで決め込まれ失点。試合は同点となり振り出しに戻った。大体大はこの得点からの流れを放すまいとシュートを連発してくる。しかし、守護神、前川黛也がそれを許さない。その後、隙を突かれDFラインを破られるも、大体大FWがシュートをふかしゴール上へ。その後、74分にはMF平尾柊人から塩谷へ左サイドからセンターとボールを渡す。それを塩谷が狙うも枠を捉えることはできない。76分には加賀山がバーに直撃する鋭いシュートを放つ。その直後に平尾が左サイドを駆け上がり、相手DFの守備をものともせず、ゴール左のライン際まで上がる。ここでボールをゴール前へと出すと加賀山がヘディングシュート。ゴールに刺さりスタンドは歓喜に包まれた!しかし、直後に失点し再びゲームは振り出しに。2度のセットプレーでは藤村とDF諸石健太がシュートを放ち、関西大FWをはじめ多くの選手がゴールに向かうも得点にはならない。しかし、87分に平尾が積極的なドリブルから仕掛けていくとペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。これを蹴るのは竹下だ。緊張の一瞬だが「いつものコースを蹴った」と試合後インタビューで答えるとおり、自信のあるコースに鋭いシュートを放った。3-2。もう逃げ切るしかない。示されたアディショナルタイムは5分。長く感じるこの時間にMF清永丈瑠が相手陣内のコーナーで時間を稼ぐ好プレーでボールをゴール前に近づけさせない。アディショナルタイムにはCKでピンチを迎えるも逃げ切った。

 待望の「関西王者」の称号を手にした関西大。もう誰も止めることができない。関西大は『全員サッカーで日本一』を掲げるチームだ。関西選手権優勝は全国への通過点でしかない。この通過点をいかに今後につなげるかは選手個々人の捉え方次第だ。この選手権で何が良くて、何が反省すべきことなのか、よく考えよく振り返り次に活かしていきたい。

選手のコメントは関大スポーツのホームページ(http://kanspo.univ.nikkansports.com/?p=5605)に掲載しています。また、関大スポーツは関西大学の選手に独占インタビューを行い定期的にインターネットに掲載しております。その他にもTwitter(@kanspo)にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください!

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