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東洋大、ルーキー小林拓夢が初ゴール…青山学院大に勝利し、6戦負けなしに

2016.05.31

先制点を挙げた坂元はサイドを果敢に攻め立てた [写真]=スポーツ東洋

文=豊川拳大(スポーツ東洋)

 28日、第90回関東大学サッカーリーグ戦2部リーグ前期第9節が行われ、東洋大学は青山学院大学と対戦した。東洋大は9分に坂元達裕が先制点を挙げ、試合の主導権を掌握するも、得点を奪えない。73分に同点に追いつかれるが、直後の78分に途中出場の小林拓夢が公式戦初ゴールを奪って勝ち越しに成功。これでチームは6試合負けなしとなった。

 ここまで5戦負けなしと徐々に勝ち点を積み上げているイレブンは、青山学院大との対戦となった。9分に、田中舟汰郎からのクロスを坂元が頭で合わせ、幸先良く先制する。その後も厚みのある攻撃でゴールに迫るも、得点には至らない。36分にはこの試合2度目のPKを得るが、相手GKに弾かれてしまう。嫌な流れのまま前半は1点リードで折り返した。「後半は、誰がボールに行って、誰がカバーに行くのかという点でズレが生じてしまった」と古川毅監督が振り返るように、前半とは一転して守勢に回ってしまう。すると、73分に失点を喫し、試合は振り出しに。勝ち越しを狙うべく、攻めに転じたい所だったが、キャプテンの佐藤仁紀が負傷交代でピッチを後にする。アクシデントに見舞われるも、直後に試合は動いた。変わって入った小林が、FKからのボールを頭で叩き付けてゴールを奪う。以降は再三攻められるも、守備陣が奮起して試合を終えた。

 この試合では、小林が途中出場ながら決勝点を決めた。「自分が入って流れを変えてやろうと思っていた」と内に秘めた思いは熱い。1年生ながらここまで2試合に出場したが、結果を出すことができなかった。古川監督は「このように結果が出るということは、彼にとっては大きなこと」と讃えた。大きな自信をつかみ、今後はジョーカー的存在になれるかどうか目が離せない。

 引き分けを挟んで5連勝となり、3位に浮上した。だが、首位との勝ち点差は3のまま。首位に立った中央大学との試合を残しているだけに、今後は一つも落とせない。去年、一昨年と前期の取りこぼしで昇格を逃している苦い経験があるため、残りの2試合は真価を問われることになる。

選手のコメントはスポーツ東洋のホームページ(http://sports-toyo.com/news/detail/id/4247)をご覧ください!

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