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前田雅文監督率いる関西大、第5節で待望の今季初白星…次節は伝統の関関戦

2016.05.05

関西大は第5節で待望の今季初白星を挙げた [写真]=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

文=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

 3連敗、そして、引き分け。第94回関西学生リーグ(前期)の第4節終了時点で勝ち点は1という状況の中、「日本一」を目指す関西大学サッカー部としては、今節こそは勝たなければならない試合だ。対戦相手は京都産業大学。直近の対戦では京都・太陽が丘で終了間際に同点に追いつき何とか引き分けに持ち込んだ。今季、京産大と対峙する会場は京都・亀岡。会場アクセスが悪い中、応援に部員が駆けつけた。

 関西大は先制点を挙げるため仕掛けた。3分にはFW竹下玲王、MF布施周士が右サイドからボールをゴール前に運ぶなど、得点機会を演出するもこれは得点とはならない。6分にはMF森主麗司が今試合初シュートもゴール右に逸れる。試合は関西大ペースに。応援も周囲の田園地帯に鳴り響く。中盤では竹下が相手GKを抜くが、相手DF3人が必死の守備で得点を許してくれない。ここから6分後には京産大がFKを獲得。相手MFが頭で合わせ関西大ゴールにシュートを放つも守護神の前川黛也がボール軌道を右にずらしファインセーブを披露した。

 後半は両チーム得点を狙い、果敢な攻めが見られた。54分にはFW加賀山泰毅がシュートするも得点にはつながらない。19分にも再び加賀山がペナルティーエリア右から強烈弾を放つもバーに嫌われ跳ね返る。攻めの姿勢を見せるも点が取れない。しかし、75分にトップチーム初スタメンのMF藤村洋太が見せる。CKからのセットプレー。関西大応援の声が鳴り響く中、藤村が放ったボールは強風で大きく曲がり、そのままゴールへ。GKが一度はじくも、そのままボールはネットを揺らした。

 待ち遠しかった勝利をつかんだ関西大は次節、関西学院大学と対戦する。伝統の一戦について、前田雅文監督は「失うものはない。チャレンジャーの気持ちで戦いたい」と話す。今日の流れを忘れずに連勝の道を開きたい。

選手のコメントは関大スポーツのホームページ(http://kanspo.univ.nikkansports.com/?p=4742)に掲載しています。また、関大スポーツは関西大学の選手に独占インタビューを行い定期的にインターネットに掲載しております。その他にもTwitter(@kanspo)にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください!

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