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野口航が決勝点、筑波大が関東1部復帰後初勝利…慶應義塾大は開幕2連敗

2016.04.09

2点目を決めて喜ぶ筑波大MF野口航 [写真]=内藤悠史

 JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第2節が9日に行われた。

 龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドの第一試合では、慶應義塾大学と筑波大学が対戦した。慶應義塾大は開幕節でシュート0本に終わり、明治大に0-3と完敗を喫した。一方、創立後初の2部降格から1年での1部復帰を果たした筑波大。開幕節では法政大と対戦したが、0-2で敗れて黒星スタートとなった。

 今シーズン初勝利を目指す両チームの対戦は、序盤から拮抗した展開となった。7分には筑波大の西澤健太が直接FKでゴールを狙ったが、枠を捉えたシュートはGK上田朝都の好セーブに阻まれる。一方の慶應義塾大も松木駿之介が決定機を迎えたが、ペナルティーエリア内からの左足シュートはクロスバーをかすめて枠を越えた。

 前半はスコアレスで終了するかに思われたが、38分に均衡が破られた。先制したのは筑波大。相手の最終ラインの背後へロングボールを送ると、相手DFとGKがボールを見合う形になったところを見逃さず、北川柊斗が冷静に右足シュートを流し込んだ。相手のミスを突いた筑波大が1部復帰後初ゴールを決め、前半は1-0で終了した。

 1点ビハインドの慶應義塾大は後半開始時から山本哲平を投入。昨シーズン、チームトップの13ゴールを挙げた背番号10を前線に据え、反撃を期す。しかし、次のゴールも筑波大のものだった。63分、右サイド深くまでオーバーラップした浅岡大貴が中央へ折り返すと、ニアサイドに詰めていた野口航が押し込み、2点目を奪った。

 2点リードの筑波大は、激しいプレスからのカウンターで慶應義塾大を押し込み、攻勢をかけていく。中野誠也が鋭いドリブルからGKと1対1のチャンスを迎えるなど、ゴールを脅かした。

 2-0のまま、試合は終盤へ。劣勢を強いられていた慶應義塾大も85分、右CKからファーサイドの望月大知が押し込んで1点差に迫ったが、反撃は1点止まり。2-1で筑波大が逃げ切り、1部復帰後初勝利を飾った。一方の慶應義塾大は開幕2連敗となった。

 筑波大は次節、17日に味の素フィールド西が丘で専修大と対戦。慶應義塾大は次節、16日に江戸川区陸上競技場で法政大と対戦する。

【スコア】
慶應義塾大学 1-2 筑波大学

【得点者】
0-1 38分 北川柊斗(筑波大学)
0-2 63分 野口航(筑波大学)
1-2 85分 望月大知(慶應義塾大学)

取材・文=内藤悠史

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