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早稲田大、明治大破り2連勝…2得点の山内寛史「苦しい時期があったからこそ今がある」/関東大学リーグ

2ゴールと活躍した早稲田大FW山内寛史 [写真]=平柳麻衣

文=平柳麻衣

 16日、JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦1部リーグ第9節が開催。早稲田大学は明治大学と対戦し、2-1で勝利を収めた。

 7戦ぶりの勝利を手にした前節の慶應義塾大学戦に続き、今節は強豪明治大を撃破しての2連勝。2ゴールを決めヒーローとなった早稲田大FW山内寛史は、「ずっと苦しい時間を過ごしてきて、前節勝った後にキャプテンの(金澤)拓真君が泣いてたりして、ほんとに勝つことってうれしいなってみんなで感じることができた。その苦しい時期があったからこそ、今があるとポジティブに考えられている」と、勝ち点3の重みを噛みしめた。

 試合内容では明治大に圧倒されていた。立ち上がりから主導権を握ったのは明治大。「相手のシステムもあって、慣れるのに時間が掛かってしまった」と早稲田大の古賀聡監督が振り返ったように、3-4-3の布陣を敷いた明治大は、両サイドのMF室屋成とMF高橋諒がキレのあるドリブルで何度も早稲田大ゴール付近まで攻め込んだ。だが、「(前節の勝利をきっかけに)一人ひとりがチームの勝利のために献身的に動けるようになった」(古賀監督)という早稲田大DF陣は、明治大のクロスボールやラストパスに体を張って対応。ボール保持率や攻撃の頻度では明治大に分があったが、シュートはわずか3本に抑え、スコアレスドローで前半を折り返した。

 苦しい時間帯を耐えしのいだ早稲田大は、わずか2分間で試合を決めた。67分、ペナルティーエリア外でボールを受けた山内が反転して右足でシュートを放つと、ゴール左隅に突き刺さった。勢いづく早稲田大は直後の68分、今度は左サイドを突破した宮本拓弥が右サイドの田中太郎へサイドチェンジすると、中央への折り返しを最後は再び山内が押し込み2-0。瞬く間にリードを広げた。

 その後は選手交代で前線に変化をもたらした明治大が攻勢に出たが、「危ないシーンは作られたが、ボールを持たれても対応できていた。速い攻撃さえ気をつけていればと思っていた」(古賀監督)と、早稲田大は着実に時間を進めていく。86分に明治大のエース和泉竜司にヘディング弾を許したが、その後はGK後藤雅明の好セーブも光り、2-1でタイムアップ。今季初の連勝を飾った。

 内容を見れば理想どおりのゲームだったとは言い切れない。しかし、山内が「苦しい時間帯もみんなで声を出して戦えた。自分たちはこういう戦い方でしか勝てないと思うので、相手に走り勝って(試合にも)勝っていきたい」と振り返ったように、第7節まで最下位に沈んでいた早稲田大はこの2試合で確実に成長し、選手一人ひとりが手応えを感じている。その証拠に、明治大に押される時間が長かった中でも後半は効果的にショートカウンターなどでチャンスを作り出し、後半だけで放ったシュートは6本。守備では第8節までにリーグ2位の14得点を稼いでいる明治大のシュートを後半は5本に抑え、攻守両面において成果を出している。

 勝ち点3を上積みした早稲田大は、勝ち点12で明治大に並んだ。また、今節は上位5チームが未勝利だったため、首位国士舘大学とは勝ち点4差。残り2節となった前期リーグ中での逆転も射程圏内となった。

「あと2戦勝つことだけを考えたい」と山内。上位浮上のきっかけをつかんだ早稲田大の反撃はここからだ。

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