2015.05.04

流通経済大、田上&西谷弾で中央大に勝利…開幕から無敗キープで首位浮上/関東大学リーグ

西谷和希
決勝ゴールを挙げた流通経済大の西谷 [写真]=太田直人

文=平柳麻衣

 3日、JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦1部リーグ第6節が各地で開催された。川口市青木町公園総合運動場で行われた第1試合では、3位の流通経済大学と5位の中央大学が対戦。2-1で競り勝った流通経済大学は、上位チームが勝ち星を逃したため首位に浮上した。

 先制点を挙げた流通経済大DF田上大地が「今までの5試合と比べて安定した戦いができて、心に余裕を持ってできた」と振り返ったように、1点差というスコア以上に、力の差が見られた一戦だった。

 立ち上がりから試合の主導権を握ったのは流通経済大。2分にMF古波津辰希がこの試合のファーストシュートを放つと、その後も度重なるセットプレーのチャンスを利用しリズムをつかむ。26分にペナルティーエリア左からMF西谷和希が持ち込み放ったシュートはゴールの左角を直撃。32分にはカウンターから再び西谷がチャンスを迎えるも、シュートはゴール右へ外れた。

 待望の瞬間が生まれたのは、再三チャンスを作り出していたセットプレーからだった。「(得点シーンの前のセットプレーから)自分たちが先に触れている回数が多かったので、チャンスだと思っていた。DFとしては相手のセットプレーは嫌なもので、自分たちがセットプレーから取れてよかった」と語った田上が、MF塚川孝輝からの折り返しのボールを強烈なヘディングシュートで叩き込んだ。

 1点ビハインドとなった中央大は、後半開始からFW寺村介を投入するなど選手交代で打開を図るも、攻撃の起点である1トップのFW矢島輝一にボールが収まらず、決定機を作り出すまでに至らない。

 50分には流通経済大に追加点。相手陣内の左サイドで得たFKからDF小池裕太がクロスを上げると、GKが弾いたボールを西谷が押し込みリードを広げる。チームとして今季初の1試合複数得点となったが、その後も浮足立つことなく中央大の攻撃をシャットアウト。終了間際に一瞬の隙からPKを与え1点を返されたが、2-1で流通経済大が連勝を飾った。

 田上が「(セカンドボールを)自分たちで拾えたり、サイドをうまく使ってボールを保持する時間を増やせたので、チャンスも多く、守備をしている時間も少なかった」と話したように、流通経済大は一試合をとおして全員が集中力を高く保ち、中央大の攻撃が形となる前に芽を摘んだ。特に得点ランクトップを走る相手のエース、矢島に対するマークは徹底されており、タイトな守備をするあまりPKを与えてしまう場面もあったが、常に矢島へのマークの指示が飛び交っている状況に「あまりにもコーチングがすごくて、集中力が切れてしまった」と矢島本人に言わしめるほどだった。

 昨季からチームの基盤である強固な守備に加え、課題である攻撃面の物足りなさも改善されつつある流通経済大。この勝利により3勝3分けと無敗をキープし、さらに今節は1位の明治大学が敗れ、2位の国士舘大学がドローに終わったため、首位に浮上した。「今はチームの雰囲気もいいですし、(次節も)勝てる自信はあるので、過信になりすぎず一戦一戦戦っていきたい」と田上。悲願のリーグ制覇に向け、慢心せず突き進んでいく。 

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