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王者専修大と全国二冠の流経大、優勝候補の注目対決は痛み分け/関東大学リーグ

専修大の岡亘哉(27番)は初出場で初得点を記録した [写真]=平柳麻衣

文=平柳麻衣

 JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦が4日に開幕。味の素フィールド西が丘で行われた第2試合では、リーグ4連覇中の専修大学と、昨季全国二冠の流通経済大が激突。優勝候補校同士による注目の一戦は、1-1のドローに終わった。

 昨季、最終節まで3チームに優勝の可能性が残された大混戦を制し、リーグ4連覇を達成した専修大。4年間で4度リーグを制した“黄金世代”が卒業し、新たなサイクルに突入した今季、チームの完成度に不安を抱える中、開幕戦の先発メンバーには公式戦経験の少ないフレッシュな顔ぶれが並んだ。

 対する流通経済大は昨季、トーナメント戦に強い「負けないサッカー」の構築に徹したことが奏功し、総理大臣杯と全日本大学サッカー選手権(インカレ)を制覇。その主力メンバーからは3人しか抜けておらず、昨季逃したリーグタイトルを含む「三冠」を目標に掲げ、新シーズンの幕開けを迎えた。

 立ち上がり、動きの硬い専修大に対し、激しいプレスを掛け前に出る流通経済大。25分、左サイドからMF西谷和希(4年・鹿島学園高校出身)がグラウンダーのクロスを上げると、MF森永卓(2年・流通経済大学付属柏高校出身)が合わせ、流通経済大学が先制する。
 
「前半の出来は75点くらいだった。そこからあと10点増やそうと話したが、逆に10点分くらい下がってしまった」と振り返ったのは、流通経済大の中野雄二監督。その言葉のとおり、後半はハーフタイムに源平貴久監督から「びびってるんじゃない」と激を飛ばされた専修大が息を吹き返す。

 後半は打って変わって、序盤から攻勢に出た専修大。待望の瞬間は63分、公式戦デビューとなった岡亘哉(3年・専修大学附属高校出身)が、交代投入直後の左CKのチャンスにニアで合わせ、同点に追いつく。

 その後も専修大は勝ち越しを狙い、何度も流通経済大ゴールに迫る。しかし85分、ゴール正面でボールを受けたMF北出雄星(4年・三菱養和SCユース出身)のボレーシュートは流通経済大GK中島宏海(4年・筑陽学園高校出身)がファインセーブ。89分には再び北出がゴール前で最大のチャンスを迎えるも、シュートは大きく枠上へ。1点が遠く、1-1の痛み分けとなった。

 決定機を決めきれず、“勝ち点2を落とした”印象が残った専修大だが、北出は「やれる感触はつかめた」と話す。源平監督も「まだ今日出ていない選手も含めて、面白い選手が何人もいる。今日の試合で“勝たなきゃいけない”というプレッシャーから解放されたはずなので、次はスタートから気迫を見せる試合をしたい」と、勝ち点1を前向きに捉えていた。

 一方、追いつかれて勝ち星を逃した流通経済大。中野監督は「私の中では“負けゲーム”だった」と相手の実力を認めつつ、「負けないことが今のチームの強さ。優勝争いの直接のライバルと引き分けたことは、今後につながる」と、4連覇中の絶対王者にも怯むことはなかった。

 目先の1勝ではなく、あくまで見据えるのはリーグ制覇。この“勝ち点1”に笑うか泣くかは、今後の戦いぶり次第だ。

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