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次々と名門校をなぎ倒す広島皆実…野洲にも3点快勝でベスト8進出

ダメ押しの2点目を決めた広島皆実MF横路翔太 [写真]=川端暁彦

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)の3回戦が4日に行われ、野洲(滋賀)と広島皆実(広島)が対戦した。

 名門・市立船橋高校を破って勢いに乗る広島皆実高校が3回戦で迎えた相手はスキルフルなドリブル主体のサッカーを持ち味とする関西の雄・野洲高校。皆実の守備組織を野洲が個人技で壊すことができるか。あるいはショートカウンターを食らってしまうのか。そこが勝敗の分け目と観られていた。

 立ち上がり、わずか3分だった。奪ったボールを縦に素早く展開した皆実はFW俵脩造がダイナミックに飛び出すと、いきなりの先制点を叩き込む。続く7分にもMF横路翔太がまたも縦パスから抜け出して、2点目も奪取。さらに15分にはオウンゴールで加点して、3-0。早くも勝負の行方は決まったか。そんな観測が出るのも必然のゲームとなった。

 ただ、野洲もこのまま何もせずに消えるようなチームではなかった。後半、10番を背負うFW村上魁をセンターFWに配置すると、この164cmの小さなテクニシャンが流れをひっくり返す。開始5分、村上のボールを保持しながらバックステップを踏んでエリア内に侵入する特異なドリブルに対し、皆実DFがたまらずファウル。これで得たPKを村上が自ら決めて、3-1。開始早々からの攻勢が実ったことで、試合の流れは確実に変わった。

 結果として言えば、その2分後に再び訪れたPKのチャンスが試合を決めてしまったかもしれない。短い時間で同じキッカーが蹴るリスクを避けたのだろう野洲は村上に代わってMF平石健祐がキッカーを務めたが、左足から放たれたシュートは皆実GK竹内雄飛の好守に阻まれる。野洲は個々が高いスキルを見せるだけでなく、スペースへの動き出しも前半より格段に良くなっており、後半は主導権を完全に牛耳る時間帯も作り出していた。だが2点目は遠く、皆実守備陣を崩し切るには至らず。結局、3-1からスコアは動かぬまま。広島皆実が野洲を破り、準々決勝進出を決めた。

 広島皆実は5日の休養日を挟んで、6日に準々決勝で青森山田(青森)と対戦する。

(取材・文=川端暁彦)

【スコア】
野洲(滋賀) 1-3 広島皆実(広島)

【得点者】
0-1 俵脩造(広島皆実)
0-2 横路翔太(広島皆実)
0-3 オウンゴール
1-3 村上魁(野洲)

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