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前橋育英、FW青柳燎汰の2発含む4得点…矢板中央を完封でベスト8へ

2014.08.04

ダメ押しの2点目を決めた前橋育英DF岩浩平(右) [写真]=川端暁彦

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)の3回戦が4日に行われ、前橋育英(群馬)と矢板中央(栃木)が対戦した。

 2013年のU-17ワールドカップ日本代表2名を擁し、優勝候補の一角を占めるタイガー軍団・前橋育英高校。3回戦では同じ北関東の矢板中央高校と対戦した。

 ポゼッションスタイルの前橋育英に対して、矢板は堅い守備からの縦へのシンプルな攻撃を武器とする。試合は必然的に前橋育英がボールを保持して押し込んでいく展開となった。開始早々から元U-17日本代表MF渡邊凌磨が左サイドから切れ味鋭いドリブルを見せるなど、単にボールを動かすだけでなく外からの意欲的な崩しが光る。

 17分には早くも先制点。渡邉のドリブルからのスルーパスに反応したのはFW青柳燎汰。動き出しに定評のあるストライカーが定評どおりの抜け出しからGKの逆をつく巧みなシュートを決めて試合を動かす。さらに24分には、DF岩浩平がGKの位置をよく見た50m超のロングシュートを決めて、2-0。これで完全に試合の流れは前橋育英ペースになった。

 後半に入っても矢板の攻め手は乏しく、流れを変えるには至らない。逆に61分、渡邉のCKがこぼれたところを青柳が押し込んで、3-0。さらには69分に交代出場のFW横澤航平にもゴールが生まれ、差は4点にまで広がった。

 結局、試合はこのまま終了。北関東のライバル校を寄せ付けなかったタイガー軍団が4-0の快勝でベスト8に名乗りをあげた。

 前橋育英は5日の休養日を挟んで、6日に準々決勝で星稜(石川)と対戦する。

(取材・文=川端暁彦)

【スコア】
前橋育英(群馬) 4-0 矢板中央(栃木)

【得点者】
1-0 17分 青柳燎汰(前橋育英)
2-0 24分 岩浩平(前橋育英)
3-0 61分 青柳燎汰(前橋育英)
4-0 69分 横澤航平(前橋育英)

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