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【インハイ・ピックアップ選手】貪欲さを増した屈強なストライカー、尚志のエース林純平

インハイ2回戦の鹿島学園戦で2ゴール挙げた林純平 [写真]=安藤隆人

 屈強なフィジカルとスピードを誇り、前線で野性味あふれるプレーを見せる男。それが尚志(福島)のエースストライカー・林純平だ。

 1回戦でもチームを勝利に導くゴールを挙げた林は、鹿島学園(茨城)との2回戦でも、そのパワーをいかんなく発揮。1-1の同点で迎えた35分、右サイドを破ったDF松葉知己のクロスに対し、ゴール前で強烈なヘッドをゴールに押し込んだ。ゴールを振り返り「松葉のクロスが良かったので」と笑う。しかし、確かに松葉のクロスは非常に質が高かったが、これをドンピシャのタイミングで合せる身体能力の高さは、さすがの一言であった。

 これで波に乗った林は、再び同点に追いつかれた後の52分、今度は『剛』ではなく『柔』のシュートを放った。カウンターから抜け出すと、「GKが前に出ていたので狙った」と、GKの位置をよく見てループシュート。ボールは鹿島学園DFが必死で掻き出すも、ゴールラインを割っていた。

 このゴールがこのシーソーゲームの終止符を打った。3度目のリードは、相手の勢いを一気にそぎ落とした。続く53分、ボランチの稲村知大がドリブルでバイタルエリアに侵入をすると、林はDFを背負いながら中央のスペースに顔を出す。「自分で裏に抜けようと思ったけど、オフサイドになると思ったので、稲村とのワンツーを選択した」と、稲村のクサビを引き出し、鮮やかなワンツーから抜け出した稲村が、試合を決定づける4点目を叩き込んだ。終わってみれば5-2の圧勝。エースの2得点1アシストの活躍が、チームを3回戦へと導いた。

「全国で通用する選手になりたい」

 林は十分すぎる活躍で、今それを実証しようとしている。分厚い胸板、がっちりとした肩幅、太い足腰。恵まれたフィジカルは、日々の筋トレの賜物。自らを鍛える意欲がありすぎて、仲村浩二監督から筋トレを禁じられたくらいだ。今は俊敏性を鍛えている最中。強さと速さを手にすることで、よりスケールアップする自分を手に入れようとしている。

「目標はプロ。プロになりたい。周りとの連携もあってきたし、得点を奪えているけど、一番好きなプレーはターンしてからシュートをぶち込んだり、泥臭くセンタリングに身体を投げ出してゴールをすること。それがもっと出るようにしていきたい」

 俺はまだまだこんなものじゃない。貪欲さを増した屈強なストライカーは、快進撃を止めないことを強く望んでいる。

(文=安藤隆人)

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