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41年ぶり出場の高岡第一が2回戦敗退…長崎海星がPK戦制しベスト16へ

2014.08.03

長崎海星のMF森田颯(左)と高岡第一のDF中谷将鷹(右)

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)のトーナメント2回戦が3日に行われ、長崎海星(長崎)と高岡第一(富山)が対戦した。

 序盤に押し込んだのは長崎海星。後方から相手DFの背後にロングボールを展開し、MF森岡惇、森田颯が両サイドからチャンスを作ったが、「もう少し思いっ切りが欲しかった」(濱口徳彦監督)とシュートまで持ち込めない。対する高岡第一は奪ってからDFラインでのボール回しでリズムを作り、DF北川哲也、池田伊吹が前線にロングフィードを展開し、1トップの原田正暁を起点とした攻撃でチャンスを伺った。徐々に長崎海星が高い位置で試合を進め、28分には右からのクロスを一度はクリアされたが、MF柳川裕太が高い位置でカット。ミドルシュートも狙うも勢いなく、GKにキャッチされ0-0で前半を終える。

 後半に入ってからはけがでスタメンを回避していたFW平野皓巴を投入した長崎海星が押し込み、2列目からの仕掛けでチャンスを量産。55分にはペナルティエリア外でボールを受けた森田がドリブルでの仕掛けからペナルティエリア前にスルーパス。柳川が抜け出してシュート体勢に入るもGK天野裕二が飛び出してブロック。終了間際の70分にも柳川が中央遠目から長めのスルーパスをゴール前に展開。DFに当たったこぼれ球に自らが反応しに行った所を倒され、FKを獲得する。絶好のチャンスを活かすべく、平野が直接狙ったが枠を捉える事が出来ず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。

 PK戦では先行の高岡第一の一人目のキッカーが外したのに対し、長崎海星は4人目まできっちり成功。GK宇野孝良もドンピシャの読みで、キックをセーブし、0-0(4PK2)で長崎海星が勝利。ベスト16進出を決めた。

 3回戦は4日に行われ、長崎海星は仙台育英(宮城)と対戦する。

(取材・文=森田将義)

【スコア】
長崎海星(長崎) 0-0(PK 4-2) 高岡第一(富山)

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