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伝統校対決…鹿実が後半終了間際の決勝弾で盛岡商に劇的逆転勝利

まさかの逆転。前田を中心に喜ぶ鹿児島実業メンバー [写真]=川端暁彦

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)が2日に開幕し、トーナメント1回戦で盛岡商業(岩手)と鹿児島実業(鹿児島)が対戦した。

 1回戦屈指の好カードとなった盛岡商業高校と鹿児島実業高校の一戦。共に高校サッカー選手権優勝の経験を持つ伝統校の激突は、序盤から膠着した状態が続く展開に。どちらも決定的なチャンスを作り出すことができぬままに時間が経過していく

 こうなると試合が動く材料は「ミス」となるもの。16分、まさにそうした形で先制点が生まれる。足でボールを受けた鹿児島実GK谷口周平に詰めた盛岡商FW根子裕将がボールをかさらってそのまま先制点を奪取した。さらに盛岡商は28分にも再び根子がゴール前にフリーで詰めて追加点を奪い取ってみせた。

 このまま一気に盛岡商業が試合の主導権を奪うかとも思われたが、鹿児島実業もこのままでは終わらない。34分、CKからのシュートを盛岡商DFが大きくクリア。一気にディフェンスラインを押し上げる。これに対し、鹿児島実は拾ったボールを一回横に入れてからロングフィード。押し上げと裏抜けのタイミングが絶妙に噛み合い、抜け出したのはCKで攻撃参加していたセンターバックの内屋椋佑。DFとは思えぬ巧みなトラップ&ボレーでゴールへと突き刺し、頼れる主将の一撃で鹿児島実が1点差に詰め寄ったところで前半終了となった。

 後半は一進一退の様相。鹿児島実は191cmの長身FW前田翔吾へのロングボールも増え始め、前への圧力を強めていく。盛岡商もよく粘り、速い攻めでサイドを突くなど逆襲も見せたが、最後の時間帯は鹿児島実が“鹿実らしい”伝統の粘り腰を見せる。まずは67分、深い位置からのロングボールを前田が頭で落とすと、待っていたのはMF井上黎生人。強烈なシュートがゴールネットを揺らす。

 さらに、試合はここで終わらない。後半ロスタイムの71分、再び大空を舞った191cmFW前田のヘッドが盛岡商ゴールへと突き刺さる。3-2。劇的な逆転勝利で鹿児島実が初戦を突破。2回戦へと駒を進めた。

 鹿児島実業は3日に、2回戦で高川学園(山口)と対戦する。

(取材・文=川端暁彦)

【スコア】
盛岡商業(岩手) 2-3 鹿児島実業(鹿児島)

【得点者】
1-0 16分 根子裕将(盛岡商業)
2-0 28分 根子裕将(盛岡商業)
2-1 34分 内屋椋佑(鹿児島実業)
2-2 67分 井上黎生人(鹿児島実業)
2-3 70+1分 前田翔吾(鹿児島実業)

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