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高円宮杯U-18プレミアリーグの日程発表、二連覇のかかる流経・本田監督「本当に厳しいリーグ」

2014.03.13

文=川端暁彦

 3月12日、日本サッカー協会は高円宮杯U-18プレミアリーグの日程・概要を発表した。

 同大会は今年で4年目を迎える高校年代における最高峰のリーグ戦。全国を東西2ブロックに分割し、各10チーム計20チームがホーム&アウェイの2回戦総当たり方式で対戦する。その勝者同士が12月に行われるチャンピオンシップを争い、「高校年代真の日本一」を決することになる。昨年度は流通経済大学付属柏高校が、Jクラブ以外のチームとして初めて大会を制している。

 その流経は初戦で青森山田高校とホームで対戦する。王者・流経は今季も優勝候補の一角を担いそうではあるものの、本田監督は「本当に厳しいリーグだから」と慎重な構え。一方、青森山田・黒田剛監督は「(初年度から参入して3年連続残留も)そろそろ危ない時期」と、大目標である「プレミア残留」への危機感を隠さない。いきなりチャンピオンと当たるこの日程が吉と出るか凶と出るか注目の一戦となりそうだ。

 WESTではJ1第6節「G大阪vs鹿島」戦の“後座試合”となる、G大阪ユースと神戸U-18による開幕戦が最注目だ。トップチームの勝負の余韻も残るグラウンドで、前年度WEST王者の神戸と、育成の名門G大阪が激突する。神戸は昨季の優勝メンバーの過半がチームに残っており、今季も優勝候補と目されているだけに、いきなりのビッグゲームも期待できるだろう。まだ4月で、寒さが残る時期ではありそうだが、トップのゲームを観に行った方は、ちょっとばかりスタンドに残って未来のスター選手たちのプレーを観ておいてはいかがだろうか。通常、Jリーグの“前座試合”として行われるのは単なるフレンドリーマッチ。こちらは紛れもないオフィシャルマッチであり、真剣度が違う。十分に楽しめるはずだ。

 大会はEAST・WEST共に4月6日に開幕し、12月7日まで続く年間を通したリーグ戦。勢いでは勝てない真の強さを求められるこの形式の大会で勝ち名乗りをあげるのは、果たしてどのチームだろうか。

詳しい日程は日本サッカー協会公式ウェブサイト参照
http://www.jfa.or.jp/match/topics/2014/59.html

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