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高校サッカーは“フェスティバル巡り”の季節到来 注目はサニックス杯国際ユース大会

2014.02.28

 本連載の著者である安藤隆人氏は、元銀行員という異色の経歴を持つサッカージャーナリスト。今では、高校サッカーを中心に日本列島、世界各国を放浪し精力的な取材を行っている。巷ではユース教授と呼ばれる。本連載では安藤氏の“アンダー世代”のコラムをお届けする。

文=安藤隆人

 ヨーロッパから帰国し、これからJリーグと高校サッカーの取材にいそしむ日々が始まる。

 来月は富山、石川、青森、福岡、名古屋、関東と全国を回るが、3月の楽しみと言えば、何と言っても『フェスティバル巡り』である。高校生はちょうど春休みに入り、4月から高円宮杯プレミアリーグやプリンスリーグ、都道府県リーグが始まるため、3月は重要な最終調整の時期となる。その調整法の一つとして、実戦を多くこなすことがあるが、それを全国各地から強豪高校、Jクラブユースを集めて、ハイレベルの実戦をこなす場。これが全国各地で開催際されるフェスティバルだ。

 代表的なのは福岡県の宗像グローバルアリーナで開催される『サニックス杯国際ユース大会』、岐阜県大垣市を中心に行われる『大垣市長杯高校サッカー大会』、東京で開催される『イギョラ杯』、静岡で開催される『清水フェスティバル』、大阪で開催される『プーマカップ』、4月に入ると『横浜Fマリノスカップ』などと数多くのフェスティバルが開催される。

 どれもハイレベルの高校、クラブが集まり、面白い試合を繰り広げる。個人的に一番楽しみなのが、サニックス杯国際ユース大会だ。この大会は青森山田や星稜、東海大五と言った強豪校に加え、広島ユースなどの強豪Jユース、そして中国のユースチームやオーストラリアのチーム、昨年はインテルユースが参戦。さらにU-16日本代表なども参加し、非常にバリエーションに富んだチームが集まる。

 今年は東海大五、四日市中央工、東福岡、星稜、青森山田、市立船橋、横浜FMユース、神戸ユース、福岡ユースのほかに、U-17日本代表、U-17タイ代表、ディナモ・モスクワユースなどが集結する。

 ここで毎年、新たな才能を発見できることが出来るし、成長を遂げる選手を見ることが出来る。この大会の様子は取材が始まれば、この連載コラムでお届けしたいと思う。

 楽しみな『フェスティバル巡り』。3月の連載ではこの内容を、読者の皆さんにたくさんお届けできることを楽しみにしている。

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