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雪舞う中、高まる熱気…新チームが始動した選手権準Vの星稜

文=安藤隆人

 この間、石川県金沢市に行ってきた。実は私は金沢市生まれ。金沢はゆかりのある場所で、幼いころから何度も来ている。そして、星稜高校は金沢に行くと、必ず寄る場所である。

 この日の金沢は吹雪いていた。星稜高校の人工芝グラウンドに向かうと、緑のピッチの半分は白い雪で覆われていた。その中で選手権決勝の激闘を戦い終え、しばしの休息の後に新チームとして動き出した、星稜サッカー部の選手たちの練習する姿があった。

 真っ先に近づいてきたのが、MF鈴木大誠。先の選手権では8番をつけ、決勝のピッチに立った182センチの大型ボランチだ。新チームのキャプテンは彼に決まった。昨年度のチームはキャプテンが決まったのが春過ぎだったことを考えると、新チームは即決した感じだ。というのも、大会中から「たぶん、来年のキャプテンは大誠だろう」と河崎護監督も言っており、決勝戦後にすぐに決まったという。

 鈴木は私に挨拶をしたあと、すぐにチームメートに声を掛け、練習を引き締める。しっかりとキャプテンとしての態度を見せてくれた彼に、新シーズンの大きな成長への期待を抱かせてくれた。

 河崎監督も姿を現し、一緒に見ていると、雪の降る強さはどんどん増して、みるみるピッチは真っ白に染まっていく。だが、紅白戦が始まると、新チームの選手たちの熱気が雪に負けないほど、熱を帯びていく。そして、ピッチサイドには寺村介、森下洋平といった3年生が数人ボールを蹴っていたが、突然、河崎監督が「お前ら、試合に入れ!」と紅白戦に参加させると、ピッチ上の熱気はさらにアップ。気持ちのこもったプレーの数々に、思わず見入ってしまった。

「今年もやりますよ!」。

 ピッチから選手たちのメッセージを受け取って、私は星稜高校を後にした。今年はどんなサッカーを見せてくれるのだろうという期待を抱きながら。再来月には富山第一にも行く。今からそれも楽しみで仕方がない。

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