2014.01.15

脚光を浴びたニューヒロイン山下史華の7年間の想い 「私にとって特別な試合」

PK戦時に涙を流す山下史華

 静岡県磐田市で開催されている第22回全日本女子サッカー選手権大会は、2014年1月16日に決勝戦を迎える。

 3年ぶりの高校日本一を狙う日ノ本学園(兵庫)に対し、地元・静岡の藤枝順心には2006年度以来7年ぶりとなる全国制覇のチャンスが巡って来た。今大会に出場するメンバーの中には、7年前の歓喜の瞬間をスタンドから見届けた選手がいる。2年生MF山下史華もその一人だ。

「順心がヤマハスタジアムで優勝したのを見て、私もこの高校に入ってサッカーをやりたい、日本一になりたいと夢に描きました」

 15日の準決勝でPK戦の末に常盤木学園(宮城)を破った直後、山下はそのように語った。輝いていた先輩たちの背中を追い、念願かなって入学を果たした彼女は、1年生から試合に出場し、2年生となった今年もレギュラーとして活躍している。そしてついに、同じ舞台で、今度は自分が輝くチャンスを得た。

「全国大会の決勝に出るのは、生まれて初めてです。7年前に憧れた、あのヤマハスタジアムでの決勝の舞台に、自分が立てる日が来ました。だからこの決勝戦は、私にとって特別な試合になると思います」

 山下は今大会、1回戦から準決勝までの4試合すべてに先発し、計318分間ピッチに立っている(1回戦から準々決勝までは40分ハーフ)。得点こそ生まれてはいないが、準決勝では自身も納得のいくプレーが出せたという。

「立ち上がりに相手の裏へ抜けてシュートまで持っていけた。みんなを勇気づけることができたと思います。大会4試合目でやっと、思うようなプレーができた気がします」

 最終決戦を前に調子を上げ、モチベーションも最高に高まった。勝負事なので、勝つか負けるかは最後まで分からない。けれど。

「こんな特別な試合で中途半端なプレーをしたらきっと後悔する。思い切りプレーしたいです」

 最高の舞台で、結果を怖れずに自分を発揮することが何より大切だということを、彼女はちゃんと分かっている。

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