現地時間14日に開催されたコパ・アメリカ決勝 [写真]=Getty Images
コロンビアサッカー連盟(FCF)のラモン・ヘスルン会長が、コパ・アメリカ2024の決勝戦後に逮捕されたようだ。15日、『CBS』や『ESPN』などが一斉に報じている。
現地時間14日に行われたコパ・アメリカ2024決勝は、アルゼンチン代表が延長戦の末にコロンビア代表を1-0で下し、2大会連続16度目の優勝を飾った。この試合は当初、現地時間20時にキックオフが予定されていたものの、チケットを持たないファン・サポーターが『ハードロック・スタジアム』に押し寄せ、観客の入場が大きく遅れる事態が発生。最終的には約80分間の遅延を経て試合は開始された。
27人の逮捕者を出し、55人にスタジアムからの退去が言い渡されるなど、異例の事態となった今回のコパ・アメリカ決勝だが、試合後にはFCFのヘスルン会長とその息子も現地警察に逮捕されていたようだ。報道によると、2名は試合終了後にメディア用トンネルの1つからピッチに入場しようとした際に複数の警備員と口論になり、暴行を加えた疑いがあるとのこと。現地時間15日の午前4時15分過ぎにヘスルン会長が、その数分後に息子が収監されたという。ヘスルン会長の保釈金は2000ドル(約32万円)、息子の保釈金は1000ドル(約16万円)に設定されている模様だ。
なお、南米サッカー連盟(CONMEBOL)は決勝戦前の混乱について「悪意のある人々によって引き起こされた暴力行為が、スポーツの素晴らしい祭典になるはずだった決勝を汚してしまったことは遺憾だ」などと声明を発表している。
By サッカーキング編集部
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