チリを下し準決勝へ進んだブラジル [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ2021準々決勝が28日に開催され、ブラジル代表とチリ代表が対戦した。
コパ・アメリカ準々決勝の舞台で顔を合わせることとなった、グループB首位突破のブラジルとグループA4位通過のチリ。ブラジルは前線にネイマール、ガブリエル・ジェズス、ロベルト・フィルミーノらが並び、チリはアレクシス・サンチェス、エドゥアルド・バルガス、アルトゥーロ・ビダルらが先発に名を連ねた。
試合は序盤から、ブラジルがボールを握りつつもチリを攻めあぐねる均衡した展開が続く。23分にはネイマールのクロスにフィルミーノが飛び込みビッグチャンスとなるが、これはうまくヒットしきれず。逆にチリは、27分にバルガスが一対一の状況から決定的なチャンスを掴むも、左足で放ったシュートはGKエデルソンに阻まれた。試合はスコアレスのままハーフタイムへと突入する。
流れを変えたいブラジルは、後半開始からフィルミーノに代えてルーカス・パケタを投入。すると47分、エリア付近でネイマールとL・パケタが浮き球のワンツーを試みると、こぼれたボールをパケタが右足のボレーで叩き込んだ。采配ズバリのブラジルがついに先制に成功する。
しかしブラジルの試合運びも思い通りにはいかない。先制直後の48分、浮き球のルーズボールに対してG・ジェズスが突っ込むと、上がった足がチリの選手の顔面に入って主審はすぐさまレッドカードを提示。ブラジルが残り40分以上を1人少ない状態で戦うこととなる。
前半の構図とは打って変わって攻勢を強めたチリは、62分にFKの流れからゴールを揺らすもこれはVARの判定でオフサイドに。70分にはベン・ブレレトンのヘディングシュートがブラジルゴールを脅かすも、エデルソンの好セーブにかき出される。ブラジルはなんとかこれを守りつつ、南米のチームらしく狡猾なプレーで最後まで時計の針を進めた。
試合はこのまま終了。後半のほとんどを10人で戦い逃げ切ったブラジルは、5日に準決勝でペルー代表と対戦する。
【スコア】
ブラジル代表 1-0 チリ代表
【得点者】
1-0 47分 ルーカス・パケタ(ブラジル代表)
By サッカーキング編集部
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