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エクアドルが大勝で7大会ぶりの決勝T進出…E・バレンシアが全得点に絡む

2016.06.13

得点を喜ぶJ・アジョビ(手前)とE・バレンシア(奥) [写真]=LatinContent/Getty Images

 コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第3戦が12日に行われ、エクアドル代表とハイチ代表が対戦した。

 グループBはブラジル、エクアドル、ハイチ、ペルーの4カ国。初戦、第2戦と2試合連続でドローに終わったエクアドルは、この試合で2点差以上をつけて勝利すれば、決勝トーナメント進出が決まる。一方、2連敗で敗退が決定しているハイチは、大会最終戦を勝利で飾りたいところだ。

 試合は開始からエクアドルがペースを握る。3分、右CKを獲得すると、ワルテル・アジョビのクロスをGKジョニー・プラシドがこぼしてしまう。こぼれ球をアルトゥーロ・ミナがボレーで狙ったが、ここは惜しくも枠の上へ外れてしまった。

 その後もエクアドルが猛攻を仕掛ける。11分、クリスティアン・ノボアが前線にスルーパスを入れると、抜け出したエネル・バレンシアがエリア内左に進入。GKと一対一となると、ゴール右下に流し込みエクアドルが先制に成功した。

 続く20分、ワルテル・アジョビが前線にタテパスを入れる。これをハイメ・アジョビがスルーして、抜け出したE・バレンシアの足下にボールがつながる。E・バレンシアがドリブルでエリア手前まで持ち込み、GKジョニー・プラシドを引き付けると、右へ駆け上がってきたJ・アジョビへラストパス。これを難なく押し込んでエクアドルが追加点を奪った。

 ハイチは27分、右サイドでFKを獲得すると、ソニー・ノルデのクロスボールをジェローム・メシャクがヘディングシュート。一度、クロスバーに直撃した跳ね返りをロマン・ジュネヴォワが頭で押し込みにいったが、今度はクロスバーの上に外れてしまった。その後は両チームともに決定機を作ることができず、前半は2-0でエクアドルがリードしてハーフタイムを迎えた。

 後半もエクアドルが優位に試合を進める。57分、E・バレンシアが高い位置でボールを奪うと、フアン・カサレス、ジェフェルソン・モンテーロとつなぎ、モンテーロが左サイドからクロスを入れる。これをファーサイドで受けたノボアがワントラップから右足シュート。これがゴール左下に決まり、エクアドルが3点差をつけた。

 さらに78分、再び相手ディフェンスラインの後ろに抜け出したE・バレンシアがフリーでGKとの一対一になる。GKを引きつけ、中央へ走りこんだA・バレンシアへラストパス。これをA・バレンシアがゴールに蹴りこみ、今大会初ゴールを決めた。

 このままエクアドルが4-0でハイチに勝利。エクアドルは1997年のボリビア大会以来、7大会ぶりに決勝トーナメント進出を決めた。

 決勝トーナメントに進出したエクアドルは、16日に行われる準々決勝でアメリカと対戦する。

【スコア】
エクアドル代表 4-0 ハイチ代表

【得点者】
1-0 11分 エネル・バレンシア(エクアドル代表)
2-0 20分 ハイメ・アジョビ(エクアドル代表)
3-0 57分 クリスティアン・ノボア(エクアドル代表)
4-0 78分 アントニオ・バレンシア(エクアドル代表)

【グループB順位表】
(左から消化試合数/勝点/勝敗/得失点差)
1位 エクアドル 3/5/1勝2分/+4
2位 ブラジル 2/4/1勝1分/+6
3位 ペルー 2/4/1勝1分/+1
4位 ハイチ 3/0/3敗/-11

By サッカーキング編集部

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