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負傷明けのハメスが2戦連続弾…コロンビアが連勝でグループ突破一番乗り

2016.06.08

追加点を奪ったハメス・ロドリゲス [写真]=LatinContent/Getty Images

 コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第2戦が7日に行われ、コロンビア代表とパラグアイ代表が対戦した。

 グループAはアメリカ、コロンビア、コスタリカ、パラグアイの4カ国がグループ突破を争う。同組で唯一初戦を制したコロンビアは、第2戦で勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる。コロンビアの先発メンバーでは、アメリカ戦で左肩を負傷し、この試合を欠場することが報じられていたMFハメス・ロドリゲスが、予想に反してスタメン入り。FWカルロス・バッカ、MFフアン・クアドラードらと攻撃陣を形成した。一方、初戦を引き分けたパラグアイはこの試合で大会初勝利を狙う。

 スコアが動いたのは12分。コロンビアが右CKを獲得すると、J・ロドリゲスが左足でクロスを入れる。これをゴール前のバッカが頭で合わせ、早々に先制する。

 続く16分、左サイドから攻め上がったファリド・ディアスがグラウンダーのクロスを入れると、これをエリア内で受けたJ・ロドリゲスが左足で強烈なシュート。しかし、ここはGKフスト・ビジャールがなんとか弾き返した。

 すると30分、クリスティアン・サパタが前線にロングボールを入れると、バッカが前線で競り合い、こぼれ球を拾ってドリブル突破。エリア内右から折り返すと、中央に走りこんだエドウィン・カルドナが粘って左へパスを送る。これを受けたJ・ロドリゲスがゴール右下にシュートを決め、コロンビアが追加点を奪った。

 2点のリードを許したパラグアイ。34分、オスカル・ロメロが左足でクロスを上げると、パウロ・ダ・シルバが頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールは取り消し。追い上げることができない。

 さらに前半アディショナルタイム5分、パラグアイがエリア手前左でFKのチャンスを掴むと、キッカーのダリオ・レスカノが右足でシュート。ボールは壁の右上を越えたが、惜しくもクロスバーに直撃し、得点することができなかった。このまま2-0でハーフタイムを迎える。

 パラグアイは後半開始からロベルト・ピリスとエドガル・ベニテスを下げ、ビクトル・アジャラとホルヘ・ベニテスを投入して反撃に出る。62分、パラグアイが右CKを獲得すると、アジャラが右足でクロスを供給。オスカル・ロメロがヘディングシュートを放ったが、ここはGKダビド・オスピナがビッグセーブで得点を許さなかった。

 続く71分、パラグアイはグスタボ・ゴメスが前線にタテパスを入れる。コロンビアのギジェルモ・セリスがカットしたが、こぼれ球を拾ったアジャラが強烈なロングシュート。無回転のボールがゴール左上に突き刺さり、パラグアイが1点を返した。

 パラグアイの反撃ムードが高まる中、82分にアクシデントが起きる。ロメロが続けてイエローカードを受けて退場。10人での戦いを強いられることとなった。87分、左サイドから攻め込むと、最後はブルーノ・バルデスがシュートチャンスを作ったが、相手DFにブロックされて得点には至らない。このまま、2-1でコロンビアがパラグアイを破り、2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。一方、パラグアイは勝ち点1でグループステージ突破の可能性を残している。

 11日に行われる第3戦で、コロンビアはコスタリカ代表と、パラグアイはアメリカ代表と対戦する。

【スコア】
コロンビア代表 2-1 パラグアイ代表

【得点者】
1-0 12分 カルロス・バッカ(コロンビア代表)
2-0 30分 ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表)
2-1 71分 ビクトル・アジャラ(パラグアイ代表)

【グループA順位】
(左から消化試合数/勝点/勝敗/得失点差)
1位 コロンビア 2/6/2勝/+3
2位 アメリカ 2/3/1勝1敗/+2
3位 パラグアイ 2/1/1分1敗/-1
4位 コスタリカ 2/1/1分1敗/-4

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