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ブラジルはエクアドルとスコアレスドロー…攻撃陣の迫力なく不発に終わる

2016.06.05

決定機を逃したフィリペ・コウチーニョ [写真]=Getty Images

 コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第1戦が4日に行われ、ブラジル代表とエクアドル代表が対戦した。

 3日に開幕を迎えた今大会。グループBはブラジル、エクアドル、ハイチ、ペルーの4カ国が決勝トーナメント進出を争う。2007年大会以来9度目の優勝を狙うブラジルは、4-3-3のシステムを採用。前線にはFWジョナス、MFフィリペ・コウチーニョ、MFウィリアンが入った。初優勝を狙うエクアドルは4-4-2のフォーメーションで、FWエネル・バレンシアとミジェール・ボラーニョスが2トップのコンビを組む。

 開始5分、最初にチャンスを作ったのはエクアドル。エリア手前でボールを受けたボラーニョスがミドルシュートを放ったが、ここは惜しくも枠の右へ外れた。

 一方、ブラジルも直後に決定機を迎える。6分、ウィリアンが右サイドからドリブル突破を仕掛けると、相手DFをかわしてエリア右横からグラウンダーのボールを入れる。これを逆サイドから走りこんだコウチーニョが合わせたが、GKエステバン・ドレールがなんとか防いた。

 37分、エクアドルがカウンターからチャンスを作る。抜けだしたジェフェルソン・モンテーロがファウルを受け、エリア手前左でFKを獲得。キッカーのE・バレンシアが直接狙ったが、GKアリソンがなんとか横っ飛びで防いだ。前半はスコアレスのままハーフタイムを迎えた。

 後半立ち上がりもペースを握るのはブラジル。49分に左サイドでFKを獲得すると、ウィリアンは右のダニエウ・アウヴェスへパス。D・アウヴェスがゴール前に浮き球を入れ、ファーサイドのコウチーニョが頭で折り返すと、最後はジウがヘディングシュートを放ったが、ボールは勢いなくGKにキャッチされてしまった。

 ブラジルは62分にジョナスを下げ、ガブリエウを投入した。

 なかなかチャンスを作れないでいたエクアドルが思わぬ形でチャンスをむかえる。66分、左サイドから攻め込むと、ボラーニョスがゴールライン付近から鋭い折り返しのボールを入れる。これをGKアリソンがキャッチミスし、ボールはゴールに吸い込まれた。エクアドルが先制かと思われたが、副審はボラーニョスがクロスを上げる前にボールがラインを割っていたと判定。エクアドルの得点は認められなかった。

 ブラジルは83分に決定機。左サイドのレナト・アウグストがアーリークロスを入れると、ファーサイドから飛び込んだ途中出場のルーカス・モウラが頭で合わせたが、シュートは枠の左へ外れてしまった。

 結局、両チームともに最後までゴールを割ることができず、0-0のスコアレスドローに終わった。

 9日の第2戦で、ブラジルはハイチ代表とエクアドルはペルー代表と対戦する。

【スコア】
ブラジル代表 0-0 エクアドル代表

By サッカーキング編集部

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