昨季後半戦はバーンリーでプレーしたダトロ・フォファナ [写真]=Getty Images
ギョズテペは13日、チェルシーからコートジボワール代表FWダトロ・フォファナがレンタル移籍加入することを発表した。
クラブからの発表によると、レンタル移籍期間は2024-25シーズン終了時までのおよそ1年間。契約には買い取りオプションが付随していることも明かされている。
D・フォファナは2002年12月22日生まれの現在21歳。母国のコートジボワールでキャリアをスタートさせた後、2021年冬にモルデへ完全移籍加入し、欧州へ上陸。ノルウェーの強豪では加入直後こそバックアッパーに甘んじていたが、2022シーズンはエリテセリエンで24試合出場15ゴールを記録するなど得点を量産。2年間の在籍で公式戦通算65試合に出場して24ゴール10アシストをマークし、2023年冬にチェルシーへのステップアップを果たした。
だが、チェルシーでは厚い選手層に阻まれ、加入初年度の2022-23シーズンは公式戦4試合のみの出場にとどまる。2023年夏にはウニオン・ベルリンへレンタル移籍し、2023-24シーズン前半戦で公式戦17試合出場2ゴール1アシストを記録すると、今年1月にはレンタル移籍先を変更。バーンリーへ加入し、シーズン後半戦のみのプレーながら、プレミアリーグ15試合の出場で4ゴール1アシストをマークしていた。
今季に入ってからもプレミアリーグでベンチ入りする機会はなく、移籍市場が欧州主要リーグよりも長く開いているスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)に新天地を求めることとなった。
D・フォファナの新天地となるギョズテペは、1925年6月に創設され、来年で100周年を迎える伝統のあるクラブ。トルコ国内ではサッカー以外も幅広く活躍する、総合スポーツクラブとして知られる。過去スュペル・リグでの優勝経験こそないが、テュルキエ・クパス(トルコ・カップ)では1968-69シーズンから2連覇を経験。直近の十数年は下部リーグを彷徨う時期もあったが、昨季のTFF1.リグ(トルコ2部リーグ)を2位で終え、今季は3シーズンぶりにスュペル・リグへ返り咲いている。
今季のスュペル・リグは既に開幕しており、ギョズテペ第4節終了時点で1勝3分とまずまずのスタートを切った。現在のチームには姉妹クラブのサウサンプトンからのレンタル移籍という形で、MF松木玖生も在籍している。松木は右太もものケガでシーズン開幕に出遅れたものの、第3節アランヤスポル戦(△1-1)に途中出場してトルコデビューを飾っている。
松木の影響で日本人にとっても馴染みのあるクラブに、チェルシーの若手FWが加わることとなった。
By サッカーキング編集部
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