シント・トロイデンでは約3年間プレーした [写真]=STVV
ルートン・タウンは30日、シント・トロイデンからDF橋岡大樹が完全移籍にて加入することを発表した。背番号は「27」となり、ブライトン戦で本拠地のサポーターの前に登場する予定となっている。
浦和で生まれ育った右サイドバックが、欧州での2クラブ目としてイングランドへ渡ることとなった。移籍金は明かされていないものの、イギリスメディア『テレグラフ』などの複数メディアによると、ルートン・タウンはシント・トロイデンに移籍金として200万ユーロ(約3億2000万円)程度を支払う見込みだ。
橋岡は1999年5月17日生まれの現在24歳。ジュニアユース時代から浦和レッズでプレーしており、ユース在籍時の2017年に2種登録選手として認定されると、同シーズンのJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦セレッソ大阪戦でトップチームデビューを飾った。翌年には正式にトップチームへ昇格。明治安田生命J1リーグ第7節のヴィッセル神戸戦でJリーグ初出場を果たすと、その後は主力に定着し、最終的にルーキーイヤーは25試合に出場して1得点を挙げた。同シーズンの天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会では4試合のピッチに立ち、浦和の優勝に貢献。浦和では2020シーズン途中までプレーし、公式戦通算96試合出場6得点を記録していた。
2021年1月にはシント・トロイデンへの期限付き移籍加入が決定。2020-21シーズン途中の加入となったものの、デビューを果たしてからは右サイドバックで不動の立ち位置を確立した。翌シーズン途中の2022年1月には完全移籍へ移行。今シーズンはここまでジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で18試合のピッチに立ち、主力としてチームをけん引してきた。シーズン途中の加入および退団となったため、シント・トロイデンでは合計4シーズン、約3年間の月日を過ごし、公式戦通算91試合出場2得点を記録した。
また、各年代別の日本代表にも名を連ねており、2019年12月にはEAFF E-1サッカー選手権2019でA代表デビューも飾った。2021年夏には東京オリンピックを戦うU-24日本代表のメンバーに選出。本大会では3試合のピッチに立った。日本代表としてはこれまで通算7試合に出場している。
橋岡の新天地となるルートン・タウンは、昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)を3位で終え、プレーオフの末にクラブ史上初のプレミアリーグ昇格を果たした。今季はプレミアリーグ20試合を消化した時点で4勝4分け12敗の成績を残し、勝ち点「16」で降格圏内の18位に位置している。
現在、プレミアリーグではアーセナルに所属するDF冨安健洋、ブライトンに所属するMF三笘薫、リヴァプールに所属するMF遠藤航と3名の日本人選手がプレーしている。橋岡は今季プレミアリーグでプレーする4人目の日本人選手となった。
By サッカーキング編集部
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