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インテル・マイアミが“バルサ化”…J・アルバ加入は決定的、L・スアレス獲得の可能性も?

2023.07.19

J・アルバ(左)とL・スアレス(右)もインテル・マイアミ入り? [写真]=Getty Images

 2022-23シーズン限りでバルセロナを退団したスペイン代表DFジョルディ・アルバが、インテル・マイアミ加入に近づいている模様だ。アメリカメディア『ESPN』が18日に報じている。

 元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めていることでも知られるインテル・マイアミは、今夏のマーケットでパリ・サンジェルマン(PSG)を退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシバルセロナを退団した元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツの加入を発表している。かつてバルセロナで共闘した2名がマイアミの地で再会を果たすこととなったが、インテル・マイアミの“大型補強”は2選手のみでは終わらなさそうだ。

 今回の報道によると、J・アルバもインテル・マイアミ加入が決定的となったようだ。J・アルバに関しては、バルセロナからの退団が決まった後、欧州だけでなくサウジアラビアなど数多くのクラブが獲得に乗り出していると報じられており、インテル・マイアミもそのクラブの1つだった。当初からJ・アルバにとってインテル・マイアミは優先度の高い選択肢ではあったものの、MLS(メジャーリーグ・サッカー)の厳しい年俸制限内でJ・アルバを迎え入れるプランの構築に時間を要しており、交渉が長引いていたという。

 ベッカム氏とともにインテル・マイアミの共同オーナーを務めるホルヘ・マス氏は、18日のトレーニング終了後に「本日、我々はJ・アルバと契約を結ぶつもりだ。後半戦に向けて(ヘラルド・)マルティーノ監督が彼に期待を寄せていることも知っている」と発言。現時点でクラブから正式に発表はされていないものの、J・アルバのインテル・マイアミ加入が実質的に決まったと明かした。

 なお、MLSでは特別指定選手制度が導入されており、サラリーキャップの範囲外で3名の選手登録が可能となっているものの、この枠はメッシ、ブスケツ、そしてエクアドル代表FWレオナルド・カンパーナで埋まっている。そのため、J・アルバはMLSより承認されたTAM(ターゲット・アロケーション・マネー)の範囲内で迎え入れられることが予想されている。また、規則ではTAMを利用して特別指定選手の入れ替えも可能となっており、J・アルバが新たに特別指定選手として登録される可能性もゼロではなさそうだ。

 加えて、『ESPN』によると、インテル・マイアミはメッシ、ブスケツ、J・アルバとバルセロナで共に時間を過ごしたウルグアイ代表FWルイス・スアレスの獲得にも動いているという。現在、L・スアレスはグレミオに在籍しているものの、右ひざの痛みが限界を迎えており、現役引退を考えていると伝えられていた。メッシのインテル・マイアミ加入が決まった際には「あり得ない」と移籍の噂を一蹴していたものの、L・スアレス自身はMLSのスケジュールであれば現役を続けられると考えており、バルセロナ時代のチームメイトとの再会も希望しているとのことだ。L・スアレス自身は将来の給与受け取りを放棄し、契約解除も考慮しているものの、グレミオ側は2023年内にL・スアレスが他のクラブでプレーすることを許可しない可能性があると報じられている。

 一方、マス氏はL・スアレス獲得の可能性について「L・スアレスにグレミオを去る意志があるのかはわからない。だが、もし彼がグレミオを去るのであれば、我々は彼と自由に交渉することができるし、インテル・マイアミに連れてくることもできるね。その可能性はある」と話しつつも「彼がスター選手であることに間違いはないし、ここに来た3選手と友人であることも知っている。彼のようなキャリアの選手なら誰でも歓迎するが、移籍をする前に彼の将来についてもっと知る必要がある」と述べ、現時点で具体的な動きがないことを明かしている。

 メッシ、ブスケツに続いてJ・アルバの加入も決定的となったインテル・マイアミ。現在はイースタン・カンファレンス(東地区)の最下位に沈んでいるものの、“バルサ化”したチームはこの後浮上を果たすこととなるだろうか。

By サッカーキング編集部

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