リーグ戦も折り返しを迎えたシンガポールプレミアリーグの第15節。連勝の波に乗るためにも、6月初戦のホームゲームを幸先よくスタートさせたいアルビレックス新潟シンガポール(アルビS)は、GK以外は前節と同じスターティングメンバーで試合に臨んだ。
立ち上がりからボールを繋ぐアルビSは、10番を背負う久乗聖亜を中心に攻撃を展開。ピッチ中央からリズムを作って仕掛けていくと21分、センターバックの川地功起が右サイドに開いた横川旦陽へフィードし、横川からペナルティエリアの角に位置した久乗にパスが渡る。さらに久乗が相手DFラインとGKの間に速いクロスを送り、ファーサイドの駒木秀人がゴール。幸先よく先制点を奪った。
26分には右サイドで押し込み、横川の絶妙なクロスに久乗がフリーで合わせるも、ボールは枠を外れてしまう。前半はキャプテンでもある横川が積極的に攻撃に関与し、存在感を示したが、その後は主導権を握りながらも決定機を作り出せず、1-0で試合を折り返した。
迎えた後半、アルビSはジュンキ・ケン・ヨシムラに代えて深代陸を投入する。しかし50分、相手のCKからヘディングシュートを許し、ボールは枠を捉えたが、GKハッサン・サニーが鋭い反応を見せてセーブ。チームに落ち着きをもたらす。53分にもカウンターを受けて危険な位置でFKを与えたが、壁を抜けて枠内に飛んできたシュートはGKハッサンがしっかりとキャッチした。
ピンチの後にはチャンスあり。56分、今度はアルビSが右サイドでのスローインからゴールに迫る。一瞬の隙を突いてフリーになった駒木がボールを受け、すぐさまボックス内にクロスを上げると久乗がダイレクトでゴールに叩き込み、追加点。69分には、さらなる追加点を狙って駒木に代えて小松慧を投入すると、その小松が期待に応える。
80分、カウンターでボールを持ち上がった深代からのラストパスを受けた小松がカットインから左足でシュート。これがゴール左に突き刺さり、スタジアムを沸かせた。その後もアルビSは終始ボールを支配し、試合は終了。充実の3得点と3試合ぶりのクリーンシートを達成した。
GKのハッサンは怪我の影響で2試合ぶりの出場となったが、安定したプレーで後方からチームを支えて勝利に貢献。次節は中4日、6月11日(日)にアウェイ、ジャランベサルスタジアムでブルネイDPMMと対戦する。
【日時】
2023年6月6日(火) 19:45キックオフ
【対戦相手】
ゲイランインターナショナルFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:3
ゲイランインターナショナルFC : 0
■次節の予定
2023シンガポールプレミアリーグ MD16(アウェイ)
2023年6月11日(日) 18:00キックオフ
VSブルネイDPMM FC
@ジャランベサルスタジアム