FOLLOW US

前田が先制点、旗手は途中出場から2発! セルティックがカップ戦準々決勝へ…古橋は負傷交代

2023.02.12

2ゴールの旗手怜央(左)と1ゴールの前田大然(右) [写真]=SNS Group via Getty Images

 スコティッシュ・カップ5回戦(ラウンド16)が11日に行われ、セルティックとセント・ミレンが対戦した。

 スコティッシュ・プレミアシップ王者のセルティックは今季もリーグでは首位を独走しているが、2019-20シーズンに4連覇を達成して以降は同大会のタイトルに手が届いていない。スコティッシュ・リーグカップでは決勝戦進出を決めていることから、同大会の行方次第では“国内3冠”にも手が届く状況だ。準々決勝進出を懸けたセント・ミレンとの一戦では、前田大然古橋亨梧が先発に名を連ね、旗手怜央岩田智輝小林友希はベンチからのスタートとなった。

 セルティックは開始早々からアクセル全開で相手ゴールに迫る。2分、右サイドからのドリブルで中央へと切り込んだジョタがフィニッシュまで持ち込むも、シュートはGKに弾き出される。続く11分にはスルーパス1本でペナルティエリア左に侵入した前田が左足でループ気味のシュートを放ったが、これは右ポストに嫌われた。

 14分にはアクシデントが発生。接触プレーで負傷した古橋がプレー続行不可能となり、リエル・アバダとの交代を強いられた。“絶対的エース”を欠くこととなったセルティックだったが、そこからおよそ2分ほどで先制に成功。アバダのスルーパスでアーロン・ムーイが右のニアゾーンに侵入し、中央へ折り返す。古橋に代わって真ん中のポジションに入っていた前田が相手の前に飛び出してこの折り返しを押し込み、セルティックが先手を取った。前田は今季の公式通算9ゴール目となり、2桁得点達成まで残り1得点となっている。

 1点リードで折り返した後半、セルティックは63分に旗手、マット・オライリー、そして今冬の移籍市場でチームに加わったオ・ヒョンギュをピッチへと送り出す。すると72分、アバダのシュートが相手のハンドを誘発し、PKを獲得した。このプレーでリチャード・テイラーにはレッドカードが提示され、セント・ミレンは残りおよそ20分ほどを10人で戦うことに。PKキッカーを務めた旗手はGKにコースを読まれたものの、ゴール左隅に鋭いシュートを沈めた。

 数的優位となったセルティックはここから攻撃陣が爆発。80分にカラム・マクレガーが放ったミドルシュートのこぼれ球をオ・ヒョンギュが流し込む。オ・ヒョンギュのセルティック加入後公式戦初ゴールで勝利を決定付けた。87分にはPKで1点を返されたが、90分にはセアド・ハクシャバノヴィッチのパスからオライリーが左足で狙い澄ましたミドルシュートを叩き込む。後半アディショナルタイムには敵陣中央でボールを受けた旗手が右サイドへと展開すると、そのままペナルティエリアに侵入。アバダの折り返しから、ダイレクトで右足シュートを突き刺した。旗手はこの試合で今季の公式戦6ゴール目となっている。

 試合はこのままタイムアップ。前田の均衡を破る先制ゴール、そして旗手など途中出場した選手たちの活躍で、終わってみればセルティックが大勝を飾っている。前田は78分までプレー。岩田と小林に出番はなかった。なお、準々決勝は3月11日または12日に開催される予定だ。

【スコア】
セルティック 5-1 セント・ミレン

【得点者】
1-0 16分 前田大然セルティック
2-0 76分 旗手怜央(PK/セルティック
3-0 80分 オ・ヒョンギュ(セルティック
3-1 87分 マーク・オハラ(PK/セント・ミレン)
4-1 90分 マット・オライリー(セルティック
5-1 90+5分 旗手怜央セルティック

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO