29日に亡くなった”サッカーの王様”ペレ氏（写真は2017年）[写真]=Getty Images
かつてブラジル代表を3度のFIFAワールドカップ制覇に導いた“ペレ”ことエドソン・アランテス・ド・ナシメント氏が、多臓器不全で29日に亡くなった。82歳だった。
ペレ氏はがんの進行や腎臓と心臓の問題で11月末からサンパウロの病院に入院し、闘病生活を送っていたが、21日には容態が悪化していることが病院から公表されていた。
数々の偉業を成し遂げ、伝説を残した”サッカーの王様”の訃報を受け、世界各国のスター選手たちが自身の公式SNSにて次々と哀悼の意を表している。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（パリ・サンジェルマン／フランス）は自身の公式Instagram（＠leomessi）を更新し、ペレ氏と自身が並んだ2ショットと共に「安らかにお眠りください」と一言投稿している。
フランス代表FWキリアン・エンバペ（パリ・サンジェルマン）もInstagram（＠k.mbappe）にて「サッカーの王様は我々の元を去ったが、彼の遺産は決して忘れ去られることはないだろう。安らかに眠ってください、キング」と投稿。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドもInstagram（＠cristiano）で「多くの人々にインスピレーションを与え、昨日、今日、そしてこれからも語り継がれていく存在。彼は決して忘れ去られることはない。彼の記憶はサッカーを愛する我々一人一人の中に永遠に残るだろう。安らかに眠ってください」と綴っている。
また、かつてペレ氏が背負っていた”王国の10番”を継承したブラジル代表FWネイマール（パリ・サンジェルマン／フランス）も自身の公式Instagram（＠neymarjr）で次のように哀悼の意を表している。
「『ペレ以前の『10番』は単なる数字に過ぎなかった』。僕はこの言葉を何度か読んだことがある。このフレーズは美しいが、同時に不完全でもある。ペレがプレーする以前のサッカーとは、単なるスポーツに過ぎなかった。彼がすべてを変えた。ペレはサッカーを芸術に、そしてエンターテイメントに変えたんだ」
「彼は貧しい人や黒人に声を届けた。そしてブラジルという国に光と知名度を与えた。”キング”がいたからこそサッカーとブラジルの地位は向上したんだ。彼はこの世を去ってしまったけれど、彼の魔法はこれからも残り続けるだろう。ペレよ、永遠に！」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト