横浜FM、岩田智輝のセルティック移籍を発表！　J年間MVPがポステコグルー監督と再タッグ

　横浜F・マリノスに所属するDF岩田智輝が、セルティック（スコットランド1部）に期限付き移籍した。30日、両クラブが公式サイトで発表した。

　期限付き移籍期間は、2023年1月1日から2023年6月9日まで。セルティックの発表によると、契約にはシーズン終了後の買い取りオプションが含まれている。2022－23シーズン終了後に長期契約が締結される予定だ。

　現在25歳の岩田は大分トリニータの育成組織出身。2015年10月にトップチームデビューを果たし、J3リーグからJ1リーグへの昇格に貢献した。

　2021年に完全移籍加入した横浜FMでも、初年度からレギュラーとして活躍。サイドバックからセンターバックにポジションを移すと、ボランチでも高いクオリティの仕事をこなすユーティリティ性でチームを支えた。2022シーズンは明治安田生命J1リーグで32試合に出場して2ゴールをマーク。横浜FMにとって3シーズンぶり5度目のJ1優勝に大きく貢献しただけでなく、DF登録の選手としては16年ぶりとなるJリーグの年間最優秀選手に輝いた。

　また、2019年6月に開催されたコパ・アメリカ2019でA代表デビュー。2022年7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権では2試合に出場し、日本代表の優勝に貢献した。

　セルティックを率いるのは、2021年途中まで横浜FMで指揮をとったアンジェ・ポステコグルー監督。2021シーズンまで横浜FMでプレーしていた日本代表FW前田大然のほか、FW古橋亨梧、MF旗手怜央、MF井手口陽介も在籍している。さらに、今年1月にはヴィッセル神戸からDF小林友希が完全移籍で加入することも決まっている。

　岩田は発表に際し、横浜FMのクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「自分の夢であった海外移籍をする決断をしました。横浜F・マリノスにきて本当に良かったと思っていますし、なによりサッカー選手として人としてたくさん成長させてもらいました。期限付き移籍する前に目標であったリーグ優勝をする事が出来て、チームメイト、スタッフ、ファン・サポーターの皆さんに感謝しかありません。ありがとうございます！マリノスファミリー最高です！！」

「この海外移籍に満足せず、ここからさらに成長していきたいと思います！まだまだこれから」

　また、セルティックを率いるポステコグルー監督は、クラブ公式HPを通じて「彼は最終ラインでも中盤でもプレーできる万能な選手で、素晴らしいクオリティを持った本当に献身的な選手です」と岩田の特徴に言及。「彼は素晴らしいシーズンを過ごし、先日受賞したJリーグのMVPにふさわしい選手です。我々のチームのクオリティを高めてくれると確信しています」と岩田の活躍に期待を寄せた。