3週間のリーグ中断を終え連戦からリカバリーしたアルビレックス新潟シンガポールの選手たち。フレッシュな状態でも気持ちはしっかりと高め、リーグクライマックスの残り4戦に臨む。
大森大地が累積の出場停止から復帰し、ベストメンバーで臨んだアルビレックス新潟シンガポール。
5分、前線に送ったロングボールから田中幸大が裏ヘディングで落とすと反応したイルハンが抜け出して左足を振るがうまくミートせずゴール右へ外れる。
逆に9分には中盤でボールを奪われショートカウンターを受ける。ペナルティエリアの外から打たれたシュートはポストに助けられるがこぼれ球を拾われ再びシュートを受ける。GKの古賀貴大が最初のシュートに反応してゴールが空いていたが、針谷奎人が戻りながらスライディングでクリア。チームを救う活躍を見せる。
20分、大森のスルーパスから田中が裏へ抜け出し、右足でシュートを放つがミートせずゴールの左へ外れる。相手の守備陣も最後までボールへ寄せて自由に打たせないが、アルビSもいつものシュート精度を発揮することができない。
29分、前線にボールを入れたところをカットされ、再びショートカウンターを受けるとワンツーから右サイドを崩されクロスから失点。
41分、小林幹が競り合ったシーンでファウルをもらい絶好の位置でフリーキックのチャンス。出津真哉が得意の右足で狙うがボールは正面に飛び、相手GKのセーブに阻まれる。
前半はFWにボールを収めることができず、大きなチャンスも作ることができないまま1点ビハインドで折り返す。
49分には流れの中から小林幹がシュート、62分にはコーナキックから針谷がヘディングで合わせるがそれぞれポストとキーパーの好セーブに阻まれる。
1点ビハインドのまま時間が経過する展開だが攻め続けるアルビSにこの日1600人を超える観衆の声援も次第に大きくなっていく。73分、クリアを拾った田中が相手を背負った李忠成に預けると李はそのままターンし、得意の左足でシュート、2試合連続のゴール。試合を振り出しに戻す。
77分、反撃ムードのまま攻め続けたいアルビSだったが雷警報が発令し、試合は一時中断。30分の中断の末に再開し、逆転を狙って攻め続けるアルビSだったが試合はこのままドローで終了。連勝は4でストップした。
難しい試合だったが勝ち点1を積み重ねたアルビS。2位のセイラーズが敗戦したため、次節の直接対決で勝利すれば今シーズンの優勝が決まる。
選手にとっても1年間の集大成の試合。次節で決める覚悟で全員で臨む。
【日時】
2022年10月2日(日) 17:30キックオフ
【対戦相手】
ホウガンユナイテッドFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:1
ホウガンユナイテッドFC: 1
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
73′ 李忠成
■次節の予定
2022 SPL第26節(アウェイ)
2022年10月7日(金) 19:45キックオフ
VS ライオンシティセイラーズFC
@ジャランベサルスタジアム
By サッカーキング編集部
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