バレンシアへ“逆オファー”を送ったハメス・ロドリゲス [写真]=Getty Images
アル・ラーヤン(カタール)のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、バレンシアへ“逆オファー”を送った。8月31日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在31歳のハメス・ロドリゲスは、エンビガド(コロンビア)や2008年から在籍したバンフィエルド(アルゼンチン)で頭角をあらわすと、2010年夏にポルトへとステップアップ。ポルトガルで3シーズン過ごした後、モナコを経て、2014年夏にレアル・マドリードへと移籍した。初年度から公式戦46試合に出場し17得点15アシストを記録するなど、背番号『10』に相応しい活躍を見せていたものの、シーズンを追うごとに序列が低下。その後、バイエルンへのレンタル移籍を挟み、2020年夏にカルロ・アンチェロッティ氏が率いていたエヴァートンへと加入した。“恩師”の下、かつての輝きを取り戻すべくプレーしていたハメス・ロドリゲスだったが、2021年夏にラファエル・ベニテス氏が就任すると状況が一変。同氏から構想外を告げられ、2021年9月にアル・ラーヤンへと移籍した。
かねてから、今夏の移籍市場での欧州復帰を熱望しているハメス・ロドリゲス。スペインのテレビ番組『El Chiringuito』で、バレンシアに加入したFWエディンソン・カバーニの“女房役”に立候補すると口にした同選手は「バレンシアからオファーがあれば、カタールから歩いてでも行く。減俸も受け入れるつもり。もし彼らが、カバーニをアシストする人間を必要としているなら、そこが僕の居場所だ」とアプローチ。また、ハメス・ロドリゲスは「彼らは素晴らしいファン層を持つ、偉大なクラブだ」とバレンシアの印象を語った。
しかしながら、同選手のバレンシア移籍を実現させるには非常に複雑な状況であり、現時点では検討されていないとスペイン紙『アス』は報じている。
今夏の移籍市場閉幕が迫る中、MFカルロス・ソレールの去就が宙に浮いているバレンシア。攻撃を司る背番号『10』の退団の可能性もあるが果たして、ハメス・ロドリゲスの“逆オファー”は現実するのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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