前節のゲイランインターナショナル戦ではラストワンプレーでなんとか同点に追いつき、勝ち点1を拾ったアルビレックス新潟シンガポール。首位追走のために毎試合勝ち続けることが必須となる。
今節は小林幹がメンバー外となり、好調の李忠成がスタメンに入る。
序盤から攻め立てるアルビS。3分、ロングボールから左サイドを抜け出した田中幸大がダイレクトでゴール前にグラウンダーのクロス。キーパーと相手DFの間を通す絶妙なクロスだったがファーで待っていたイルハンのシュートは相手DFに当たり、ゴールならず。
直後のコーナーキックから1度は跳ね返されたボールを拾った大森大地がゴール前にルーズなボールを供給し、李が競り勝つと最後は田中が低く抑えの効いたシュートで先制点をゲット。
しかし11分、バイタルエリアで相手のエースであるボリスにボールが入ると体を入れ替えられ、ゴールを決められる。189センチの相手エースを警戒していたが、得意の形で決められてしまう。
22分には元アルビSの仲村京雅に得意の左足でミドルシュートを決められ、逆転を許す。
逆転を許したことで少し攻撃にも閉塞感を感じていたが29分、右サイドで受けた李の鋭いクロスに田中が打点の高いヘディングでゴール。エースの2点目で同点に追いつく。田中は今節の2ゴールで相手チームのボリスと並び得点ランキングトップタイとなる。
一進一退の攻防が続き、前半は2ー2で終わりかと思われたアディショナルタイム、フリーキックのこぼれから大森のクロスに合わせたのはイルハン。前半のうちに逆転に成功する。
エンドが変わって後半、良い入りをしたアルビSは55分、杉田将宏のパスからイルハンが受けると相手を抜き切らずに右足一閃。キーパーが触れないニアサイドに突き刺しダメ押しの4点目。
その後、交代で入った深澤奏人とニッキーは前線からプレッシャーをかけ、アルビSに勢いをもたらすが、決定的なチャンスは作れず。守備面では危ないシーンを作ることなく、クレバーに時間を使い、タイムアップ。
一時は逆転を許したが攻撃力で勝り、ホーム3連戦のラストを勝利で飾った。
【日時】
2022年8月19日(金) 19:45キックオフ
【対戦相手】
タンピネスローバーズFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:4
タンピネスローバーズFC:2
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
4′ 田中 幸大
29′ 田中 幸大
45+2′ イルハン
55′ イルハン
■次節の予定
2022 SPL第22節(アウェイ)
2022年8月27日(土) 17:30キックオフ
VSタンジョンパガーユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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