FOLLOW US

ルーニー氏、古巣DCユナイテッドの指揮官に就任「楽しみな挑戦」

2022.07.13

DCユナイテッドの指揮官に就任したルーニー氏(写真は今年5月のもの) [写真]=Getty Images

 MLS(メジャーリーグ・サッカー)のDCユナイテッドは12日、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が新監督に就任することを発表した。

 現在36歳のルーニー氏は、エヴァートンの下部組織出身。2002年8月に16歳と8カ月24日でトップチームデビューを果たし、同年10月にはキャリア初得点を挙げた。2004年夏に完全移籍で加入したマンチェスター・Uでは、同い年のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユヴェントス)らとともにクラブの黄金時代を築き、5度のプレミアリーグ制覇や2007-08シーズンのチャンピオンズリーグ優勝などに貢献。“赤い悪魔”では公式戦通算559試合に出場し、クラブ歴代最多の253得点を記録した。

 また、イングランド代表では2003年にA代表デビューを果たし、2018年に引退。2006年、2010年、2014年のFIFAワールドカップや2004年、2012年、2016年のEUROなどに出場した。また、120キャップは同代表歴代2位、53得点は同代表歴代1位の記録となる。

 2017年のマンチェスター・U退団後は古巣エヴァートンに加入。その後はMLSのDCユナイテッドでの2年半を経て、2020年1月から選手兼コーチとしてダービー・カウンティ(イングランド2部)でプレー。同年11月からはフィリップ・コクー前監督の解任を受けて暫定的にトップチームの指揮を開始し、2021年1月から正式な監督に就任した。

 しかし、ダービーはリーグの収益性と持続性に関する規則に違反したことで勝ち点を剥奪されたことも影響し、チャンピオンシップ(イングランド2部)からリーグ1(3部)へ降格。このような状況からルーニー氏は今年6月に辞任することを発表していた。

 そして、DCユナイテッドが12日に新監督にルーニー氏を招へいすることを発表。なお、契約期間については明らかになっていない。また、同氏が就労ビザを取得するまでは暫定ヘッドコーチを務めていたチャド・アシュトン氏が引き続きチームを率いることも発表されている。

 古巣就任が決定したルーニー氏はイギリスメディア『BBC』で「これは私の監督キャリアにとって後退となる可能性があるという内容の記事をいくつか見た。これはこのリーグに少し無礼だと思う」とコメントしつつ、DCユナイテッドでの意気込みを次のように語った。

「ダービー・カウンティで得た約18カ月の経験は、コーチとして、監督しても素晴らしく成長させてくれたものだったと思う。ここで、MLS、そしてDCユナイテッドに戻ってくることは私にとって楽しみな挑戦だった。監督としても成長することができると感じている」

「チームは改善を必要としている。それは誰にとっても明らかなことだと思っている。若い選手を成長させることができると思うし、もちろん新しい選手を獲得するために懸命に取り組んでもいる。このクラブを再び成功させることはできると思う。大変な作業にはなると思うが、チームを改善させるために私はここにきた」

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO