強豪国同士の対決は1-1のドロー決着 [写真]=Getty Images
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ2の第1節が2日に行われ、スペイン代表とポルトガル代表が対戦した。
チアゴ・アルカンタラやアイメリク・ラポルテといった主力選手が負傷の影響で代表を離脱したスペイン代表は、17歳のガビやフェラン・トーレス、アルバロ・モラタなどが先発。対するポルトガル代表は、クリスティアーノ・ロナウドがベンチスタートとなり、ベルナルド・シルヴァやブルーノ・フェルナンデス、ラファエル・レオンといった選手がスタメンに名を連ねた。
2分、スペインは敵陣ペナルティーエリア前でボールを拾ったガビが際どいシュートを放つ。対するポルトガルも18分、左サイドを突破したラファエル・ゲレイロのパスを受けたR・レオンがペナルティーエリア内で左足を振り抜くも、シュートは枠の上に外れた。両チームともに序盤に訪れたチャンスを決め切ることができない。
25分、自陣でボールをカットしたスペインがカウンターを発動。ガビがドリブルで持ち運び、右サイドのパブロ・サラビアに展開。サラビアがダイレクトで中央に折り返すと、走り込んできたモラタが冷静に流し込み、スペインが先制に成功した。
先制を許したポルトガルは34分、ペナルティーエリア内でパスを受けたアンドレ・シルヴァが巧みな反転から左足で狙うも、シュートはわずかに左に外れた。前半はこのままスペインの1点リードで折り返した。
59分にはポルトガルに決定機。GKディオゴ・コスタのロングボールに抜け出したA・シルヴァのパスを受けたR・レオンが、GKと1対1のチャンスを迎えるも、GKウナイ・シモンの好セーブに阻まれ追いつくことができない。1点のビハインドを負うポルトガルは62分にC・ロナウドとゴンサロ・ゲデスを投入し、状況の打開を図る。
82分、ポルトガルが同点に追いつく。右サイドを味方とのワンツーで突破したジョアン・カンセロがグラウンダーのクロスを中央に供給すると、走り込んだ途中出場のリカルド・オルタが合わせ、ポルトガルが試合を振り出しに戻した。R・オルタは代表初ゴールとなった。追いつかれたスペインは87分に決定機。サラビアのシュートをGKディオゴ・コスタが弾いたこぼれ球を、フリーのジョルディ・アルバがヘディングで狙うもシュートは枠を捉えきれない。
結局、試合はこのまま1-1で終了し、両チームが勝ち点1を分け合う結果となった。次節は5日に行われ、スペインはチェコと、ポルトガルはスイスとそれぞれ対戦する。
【スコア】
スペイン 1-1 ポルトガル
【得点者】
1-0 25分 アルバロ・モラタ(スペイン)
1-1 82分 リカルド・オルタ(ポルトガル)
By サッカーキング編集部
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