レヴァンドフスキはこの一戦にフル出場 [写真]=Getty Images
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ4の第1節が6月1日に行われ、ポーランド代表とウェールズ代表が対戦した。
2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグ開幕を告げる一戦。ウェールズは5日にFIFAワールドカップカタール2022・欧州予選プレーオフの決勝戦を控えていることから、ギャレス・ベイルやアーロン・ラムジーを温存。ダニエル・ジェームズらが先発して同一戦に臨む。一方、ポーランドは“エース”のロベルト・レヴァンドフスキを筆頭に、カミル・グリクやピオトル・ジエリンスキらがスターティングメンバーに名を連ねた。
開始早々にチャンスを作ったのはポーランド。4分、右サイドからのクロスボールを走り込んできたジエリンスキがフリーで合わせる。完全な決定機だったものの、シュートはわずかに枠を外れた。対するウェールズは8分、ペナルティエリア手前からディラン・レヴィットが右足を振るも、ミドルシュートはGKの正面へ。
ポーランドは21分、左サイドでボールを受けたレヴァンドフスキが個人技で相手DFをかわし、そのまま持ち運ぶ。最後は自らフィニッシュまで持ち込むも、シュートはウェールズのGKダニー・ウォードに防がれて先制点とはならなかった。その後は一進一退の攻防が続くも、最後までネットは揺れず。前半はこのままスコアレスで終了した。
後半に入ると均衡が破れる。52分、右サイドでパスを繋ぐと、ペナルティエリア手前でボールを受けたジョナサン・ウィリアムズがミドルシュート。GKの手前でバウンドした一撃がそのままゴールに吸い込まれ、ウェールズが先手を取った。
一方のポーランドも72分に反撃。ティモテウシュ・プハチが左サイド深い位置まで侵入すると、マイナスへのクロスボールを供給する。ボールを受けたヤクブ・カミンスキは冷静に相手DFをかわして右足でシュートを沈め、ポーランドが試合を振り出しに戻した。
その後はポーランドが試合を優勢に進めると、85分に決定機が。左サイドのルーズボールをカミンスキが拾って中央へ繋ぐと、レヴァンドフスキはワントラップから右足で狙う。このシュートはDFにブロックされるも、こぼれ球をカロル・シフィデルスキが押し込み、ポーランドが逆転に成功した。
試合はこのまま2-1でタイムアップ。UNLの新シーズンオープニングマッチは、ポーランドの鮮やかな逆転勝利で幕を閉じた。次節は8日に行われ、ポーランドは敵地でベルギー代表と対戦する。一方、ウェールズはホームにオランダ代表を迎える予定だ。
【スコア】
ポーランド代表 2-1 ウェールズ代表
【得点者】
0-1 52分 ジョナサン・ウィリアムズ(ウェールズ代表)
1-1 72分 ヤクブ・カミンスキ(ポーランド代表)
2-1 85分 カロル・シフィデルスキ(ポーランド代表)
By サッカーキング編集部
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