前節で5試合ぶりに勝利したアルビレックス新潟シンガポールは今節、バレスティア・カルサFCと対戦する。トアパヨスタジアムで強さを見せるバレスティアは星野、谷口、近藤の3トップが強力。3人だけでゴールを決めきるシーンは数多く、ボールの失い方には注意したいところだ。
スタメンに変更なく試合に臨んだアルビSは国本のサイドチェンジや小林幹が高い位置でボールを引き出しながら、攻撃の糸口を作っていく。一方、守備では小林洵が星野に自由を与えず、角田や出津がうまくセカンドボールを回収して、危険なシーンを作らせない。
すると前半31分、左サイドで杉田がボールを持ち上がると、小林幹がすっと前線へ抜け出す。杉田からのパスを引き出し、ワンタッチ目で相手DFをかわすと、左足で冷静にシュートを決め切りアルビSが先制する。
続く39分、小林幹のロングボールから相手DFラインの裏を取った田中がクロスを上げる。唯一エリア内にいた李忠成が空いたスペースへボールを落とすと、角田が走り込みながらシュート。鋭いシュートは枠へと飛びますが、バレスティアGKにセーブされてしまう。
前半を1ー0で折り返したアルビSは、後半開始早々に大森が惜しいミドルシュートを放つなど、意欲的な姿勢を保つ。しかし50分、自陣で与えたFKから星野にゴールを許し1ー1と同点に追いつかれてしまう。
勝ち越しを目指すアルビSはすぐさま杉田がポスト直撃のシュートを放った一方、追いついたバレスティア側にも攻勢ムードが漂い始める。それを受けて吉永監督は61分にザマニ、国本に替えて深澤、針谷を投入し、流れを引き戻しにかかる。
落ち着きを取り戻したアルビSだが、体力の消耗とピッチコンディションへの苦心があり、なかなか決定的なチャンスを作り出すには至らない。
それでも86分、首位追走のため勝点3を積み上げたいアルビSに勝ち越しゴールが生まれる。CKから出津がファー寄りにボールを送ると、李忠成がスッと着地点へ入りヘディングシュート。ゴールネットを揺らしスコアを2ー1とする。
その後、危なげなく試合を締めたアルビSはリーグ再開後2連勝を達成。タフなゲームばかりとなったアウェイ5連戦を終えた。
次節は2カ月半ぶりのホームゲーム。5月27日(金)にジュロンイーストスタジアムでゲイラン・インターナショナルFCと対戦する。
2022 SPL第9節(アウェイ)
【日時】
2022年5月13日(金) 19:45キックオフ
【対戦相手】
バレスティア カルサFC
【会場】
トアパヨスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:2
バレスティア カルサFC :1
(前半1-0, 後半1-1)
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
31′ 小林 幹
86′ 李 忠成
■次節の予定
2022SPL第10節(ホーム)
2022年5月27日(金) 19:45キックオフ
Vs ゲイラン インターナショナルFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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