FOLLOW US

“運命の悪戯”…北マケドニアの英雄FWパンデフがイタリア代表戦に言及「望んでいなかった」

2022.03.24

イタリア代表戦を前に心境を明かしたパンデフ [写真]=Getty Images

 パルマ(セリエB)の元北マケドニア代表FWゴラン・パンデフが、24日に行われるFIFAワールドカップカタール2022欧州予選プレーオフ準決勝イタリア代表戦を前に、心境を明かした。23日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在38歳のパンデフは母国マケドニアのFKベラシツァの下部組織出身で2000年にトップチーム昇格を果たすと、2001年にインテルへ加入。1シーズン半に渡って期限付き移籍先のチームで経験を積んだ後、2004年冬にラツィオへ移籍したパンデフは2005-06シーズンから3シーズン連続で2桁得点を記録した。着実に評価を高めていった同選手は2010年冬にインテルへ復帰すると、同シーズンの3冠(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)達成に貢献。その後、ナポリ、ジェノアなどでプレーし、2022年2月にパルマへ活躍の場を移した。

 また、2001年に17歳で北マケドニア代表デビューを飾ると、2021年に同国代表を引退するまで通算122試合に出場し38ゴールを記録。EURO2020予選プレーオフ決勝戦ジョージア代表戦では決勝ゴールを挙げて北マケドニア代表を史上初の国際大会へ導くと、本大会・グループCオーストリア代表戦でのゴールはEURO歴代2番目の年長記録となった。

 まさしく北マケドニアの英雄となったパンデフは、24日に行われるイタリア代表戦について「特に準決勝では、絶対に望んでいなかった試合。マケドニアは僕のすべてだけど、イタリアは沢山のものを与えてくれた。僕の子供たちが生まれた国でもある」と運命の悪戯に辟易。続けて「欧州王者とアウェーで対戦するのは確かに理想的ではないね。イタリアは、ポルトガルとトルコと同様に勝ち抜け候補の一角。だからこそ、プレッシャーがかかっているのも事実」と見解を口にした。

 2021年3月に行われたワールドカップカタール2022欧州予選・グループJ第3節でドイツ代表を2-1で撃破した北マケドニア代表。この勝利について、パンデフ氏は「気配りとやる気が強さの秘訣。これはバルカン(半島)のメンタルリティに由来するものだ。誰もが競争して、ドイツ代表にアピールするために向き合う。だからこそドイツ代表に勝ち、アンドラ代表に負けるんだ」と格上チームとの対戦で発揮されるメンタリティに言及している。

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングなど、サッカーにまつわるあらゆる情報を提供している。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO