新シーズンの開幕を告げるコミュニティシールドが2年ぶりに帰ってきました。
シーズン最初の公式戦でゲームキャプテンを任されたのは、昨シーズンのベストイレブン・ゴールデングローブを受賞したGK古賀。スターティングメンバーには古賀に加え、DFには右から三本木、小林洵、針谷、大森、ボランチの位置には角田、小林幹選手が入った。2列目には出津、ヒルマン、杉田が並び、日本人オーバーエイジ枠で加入した李忠成が1トップを務める。
シーズン開幕戦特有の緊張感・高揚感のあるキックオフとなったが、先にボールを落ち着けることができたのはアルビレックス新潟シンガポール。小林幹、角田のボランチコンビがボールに絡んでリズムを作る。
すると前半13分、左サイドでボールを受けた李がペナルティエリア内まで持ち込んだところでファールを受けてPKを獲得する。これを李が確実に決めてシンガポールでの公式戦初ゴールを記録。アルビSが幸先よく先制に成功した。
次のビッグチャンスもアルビS。20分、CKのこぼれ球を拾った出津がファーサイドへクロスを上げると針谷が頭で合わせるが、惜しくもクロスバーをたたいてしまう。
その後もアルビS優勢で試合が進んでいたものの、41分。左サイドからクロスを許すと、ここまで完全にシャットアウトしていたセイラーズFWキム・シンウクの動き出しについていくことができず、ヘディングで合わされ同点とされる。
前半はこのまま1ー1で折り返す。
後半開始と同時にヒルマンに代えて松浦を投入したアルビS。攻勢を強めるセイラーズに対して、小林洵、針谷を中心に粘り強く対応し続けると、その松浦のラストパスから李や出津にゴール前でのシュートチャンスが生まれる。
しかし、徐々に増していくセイラーズの勢いを前に守備をする時間が長くなっていくと、試合終盤の87分だった。左サイドでハフィズからのパスを受けたジエゴがクロスをあげる。これを中央でフリーになったキム・シンウクがダイレクトでボレーシュート。強烈なシュートに古賀が懸命に手を伸ばすもボールに触れることはできず、逆転ゴールを許してしまいまう。
直後にファイロス、落合とフレッシュな選手を投入して同点ゴールを目指すが、最後までセイラーズの守備を崩せず1ー2で試合終了となった。
コミュニティシールド優勝という形でシーズンのスタートを切ることはできなかったが、この試合は現チームで行った3試合目であり、多くの選手がプロデビューとなったもの。吉永監督や古賀も『これから必ずこのチームは良くなっていく』と口を揃えて話した。
2022 AIA コミュニティシールド(アウェイ)
【日時】
2022年2月19日(土) 17:30キックオフ
【対戦相手】
ライオンシティ セイラーズFC
【会場】
ジャランベサルスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:1
ライオンシティ セイラーズFC:2
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
14′ 李 忠成
■次節の予定
2022 SPL第1節(ホーム)
2022年2月25日(金) 19:45キックオフ
Vs タンジョンパガー ユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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