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アルビレックス新潟シンガポールがリーグ再開初戦で痛恨のドロー

2021.07.26

 リーグ前半戦を8勝3分けの首位で折り返したアルビレックス新潟シンガポール。代表ウィークやAFCチャンピオンズリーグによる2カ月の中断を経て、23日にリーグ再開を迎えた。

 対するは勝ち点1差で2位につけるライオンシティ・セイラーズ。2020年のACL優勝監督であるキム・ドフン氏を迎えたほか、代表キャプテンであるハリス・ハルンが加入し、チーム力を拡充。紛れもなく強敵だが、この直接対決を制して勢いをつけたいところ。

 また、今節は100人を上限とした有観客で開催された。スタンドだけではなく、スタジアムフェンスの外からも多くの声援が飛ぶ中、キックオフを迎える。

 前半最初のチャンスを作ったのはアルビS。右サイドの橋岡和樹からクロスが上がると、谷口遼弥がボールを収めて永澤竜亮へラストパス。ダイレクトでシュートを放つが、至近距離のシュートはセイラーズGKのハサン・サニーがセーブ。弾いたボールも常盤悠が狙うが、枠を捉えることができない。

 一方、体格でアルビSを上回るセイラーズはセットプレーからアルビSゴールを脅かす。DFジョルジ・フェリペやハリス、スティッペ・プラジバットなどをターゲットとした迫力のあるセットプレーが続くが、負けじと体を張ってゴールを許さない。

 すると前半の給水タイム以降、アルビSは立て続けにチャンスを作り出す。32分には永澤がミドルシュート、36分に知久航介のFKから国本玲央がシュート、さらには43分に谷口がゴール前でシュートを放つが、いずれもセイラーズGKハサンに防がれゴールを決めることができない。

 それでも前半終了間際、常盤が永澤とのパス交換から勢いよくペナルティエリアに侵入したところでアクァリ・アブドゥッラーに倒されPKを獲得。これを谷口が決めきり、ようやくゴールをこじ開けたアルビSは1点リードで前半を終了する。

 後半に入りジエゴ・ロペスやゲイブリル・クァックなど実績のある選手を投入し、圧力をかけてくるセイラーズ。シュートまで持ち込まれるシーンが増えていく。

 アルビSはニッキー・メルヴィン・シンに決定機が訪れるが、2点目を奪うことができない。すると72分、CKからハフィズ・ノルにクロスを上げられると、ゴール前で押し込まれ同点に追いつかれてしまう。

 仕切り直して迎えた76分、ニッキーに代わって入った近藤蔵波に絶好機が訪れるが、これもハサンがセーブ。再三にわたるファインセーブを前にどうしてもゴールを決められないアルビS。

 体力的に苦しくなってきた終盤、何度もカウンターからチャンスを作られるが、古賀貴大のセーブなどもありセイラーズの攻撃を跳ね返し続け、逆転ゴールは許さない。試合はこのまま1ー1で終了し、勝ち点1を分け合う結果となった。

 次節は30日(金)、アウェーで3位のホーガン・ユナイテッドと対戦する。


2021 SPL第12節(ホーム)

【日時】
2021年7月23日(金) 19:45キックオフ

【対戦相手】
ライオンシティ セイラーズFC

【会場】
ジュロンイーストスタジアム

【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:1
ライオンシティ セイラーズFC:1

【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
45+2′ 谷口 遼弥

■次節の予定
2021 SPL第13節(アウェイ)
2021年7月30日(金) 19:45キックオフ
Vsホーガン ユナイテッドFC
@ホーガンスタジアム

By サッカーキング編集部

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