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世界最多タイの代表109得点目!…C・ロナウドの大記録にまつわる6つのデータ

2021.06.24

代表通算得点数の世界記録に並んだC・ロナウド [写真]=Getty Images

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)が、代表通算得点の“世界記録”に並んだ。

 23日に行われたEURO2020・グループF最終節フランス代表戦で、2得点をマーク。代表通算得点数を「109」に伸ばし、元イラン代表FWアリ・ダエイ氏の持つ代表通算得点数の世界記録に並んだ。

 C・ロナウドが記録した109ゴールについて、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが詳細データを公開しているので紹介しよう。

[写真]=Getty Images

■代表初得点は?

 記念すべき代表初ゴールは、今から17年前に生まれた。母国ポルトガルで開催されたEURO2004のグループステージ初戦、ギリシャとの試合で途中出場を果たすと、後半アディショナルタイムにヘディングシュートを叩き込んだ。ポルトガルは1-2で敗れて黒星スタートとなったが、C・ロナウド伝説の幕開けとなった。

■過半数は30歳以降の得点

 C・ロナウドは30歳の誕生日を迎えてから、代表で57ゴールをマーク。20代までに記録したゴール数(52)よりも多い。今年2月に36歳の誕生日を迎えたことを考えると、驚異的なことだろう。サッカー選手は30代前半で引退を決断するケースも多く、三十路を過ぎればベテラン扱いされることもあるが、C・ロナウドは点取り屋として熟成を重ね、破壊力を増してきた。

■どの時間帯が得意?

 C・ロナウドは前半よりも後半を得意としているようだ。前半に奪ったゴール数は「44」であるのに対し、後半に記録したゴール数は「65」。後半の得点の方が前半よりも1.5倍近く多い。また最も得意な時間帯は「76分から85分」で、約17%にあたる19ゴールを挙げている。UEFAはC・ロナウドがチャンピオンズリーグで記録したゴールについても分析しているが、こちらでも同様の傾向が出ているという。76分以降のゴール数は「33」と30%台を叩き出しており、勝負どころでの得点が目立っている。

■左足と頭での得点比率が同じ

第1節ハンガリー戦では左足の得点

 C・ロナウドは109ゴールのうち、59ゴールを右足で決めてきた。利き足でのゴール数が多いのは想定内だろう。興味深いのは、左足とヘディングの得点比率が同じことだ。どちらも25ゴールずつを記録している。これらのデータから、オールラウンダー型のストライカーと言えそうだ。

 また得点シチュエーションは、オープンプレーが最多の85ゴール。直接フリーキックが10ゴール、そしてPKが14ゴールとなっている。セットプレーからの得点は22%を占めている。

■最も得意とする相手は?

ハットトリックを達成した19年のリトアニア戦では、乱入してきたファンとツーショット

 C・ロナウドが最も得意にする相手は、スウェーデンとリトアニアで、7ゴールずつを奪っている。スウェーデン戦は、過去7試合出場。2014年ワールドカップの欧州予選プレーオフでは、2試合で計4ゴールを挙げた。一方、リトアニアとは今大会の予選で2度対戦し、両試合で3ゴール以上を叩き出した。

 スウェーデンは今大会の決勝トーナメントに勝ち上がったが、ポルトガルとは反対の“ヤマ”に入ったため、決勝戦まで両国が対戦することはない。スウェーデンとしては、一安心だろう。

 では、ポルトガルが決勝トーナメント1回戦で対戦するベルギーとの相性はどうだろうか。UEFAによると、過去に出場した2試合ともネットを揺らし、計3ゴールを奪っている。相性の良さは抜群ということだ。ロメル・ルカクとのストライカー対決も大きな注目を集めるだろう。

■C・ロナウドにとって最高の相棒は?

 ポルトガル代表でC・ロナウドの得点を最も多くお膳立てした選手は誰だろうか。UEFAによると、今大会のメンバーにも選出されているジョアン・モウティーニョと、盟友のリカルド・クアレスマが最多8アシストを記録しているという。そして、彼らに次ぐアシスト数を記録しているのが、ベルナルド・シルヴァとナニで6アシストをマークしている。上記4人を含め、計32人のチームメイトがC・ロナウドの得点をお膳立てしてきた。世界記録更新にリーチをかけたC・ロナウドだが、優秀な仲間たちに恵まれたことも忘れてはならない。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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