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アルビレックス新潟シンガポールが第1クール最終戦を6ー0の大勝で飾る

2021.04.19

 前節、昨季2敗を喫したタンピネス・ローバーズに勝利したアルビレックス新潟シンガポール。苦手意識を払拭した良いムードそのままに、第1クールを無敗で終えるべく、今節はタンジョンパガー・ユナイテッドFCと対戦した。

 タンジョンパガーは前節でリーグ復帰後初、実に2361日ぶりの勝利を収めた。昨年アルビSに在籍した西口黎央が2試合連続ゴール中と、チーム全体が勢いに乗っている。

 前半開始から優位に試合を進めたのはアルビS。濡れたピッチで球足が速くなることを利用し、アグレッシブにボールを繋いでいく。対するタンジョンパガーもボールに厳しく、球際の攻防では一歩も譲らない。ボールを奪ってからは外国人トリオを中心に縦に素早く攻め込んでいく。

 ファールで試合が頻繁に止まり、徐々に試合のテンポが落ち着いていく中、アルビSはなかなかリズムに乗り切れない。しかし、ここで試合を大きく動かしたのはエースの坪井清志郎だった。32分、中盤でオン・ユエンがボールを拾い、坪井がボールを持つとドリブルを開始。細かなステップで3人を一気に抜き去ると、スピードそのままにペナルティエリア内へ。並走する相手DF を意に介さず左足を振り抜くと、ボールはGKの手を弾いてゴールネットを揺らし、5試合ぶりとなるゴールを決めた。

 続く36分、今度はディフェンスラインでボールを奪ってカウンター。ハーフライン付近でボールを受けた坪井はドリブルで持ち上がり、左サイドからカットイン。GKの動きをよく見て冷静にゴール左へと流し込み、リードを2点に広げる。

 さらに41分。国本玲央のロングフィードを受けた橋岡和樹がワントラップしてクロスを上げると、このボールにドンピシャのタイミングで合わせたのは坪井。ゴールネットを三度揺らし、わずか9分間で自身プロ初と語るハットトリックを達成する。

 前半を3-0で折り返したアルビSは後半に入っても勢いが止まらない。62分、相手陣内で隙を見逃さずに谷口遼弥がボールを回収すると、上がってきた近藤蔵波へラストパス。近藤は落ち着いて相手DFをいなして、GKの脇を抜くシュートで2試合連続となるゴールを決めた。

 さらに68分、相手ディフェンスラインへ猛然とプレッシャーをかけて近藤がボールをカット。アルビSの選手がものすごいスピードで敵陣になだれ込んでいく。ボールを受けた坪井は、自身の右側を走ってきた谷口へ絶妙なお膳立て。谷口はGKとの一対一を制し、こちらも2試合連続のゴールを決める。

 終盤、少しプレーのテンポが落ちたところでタンジョンパガーに攻め込まれてしまうが、古賀貴大のセービング、そして全員の体を張った守備でゴールを許さない。

 すると86分、相手GKのクリアを拾った近藤にこの日2点目となるゴールが生まれ、リードが6点に広がる。最終盤には靏原輝海もプロデビューを飾り、また一つ明るいニュースが生まれて試合は終了した。

 首位で折り返す第1クールにも「引き続き課題は多い」と重富計二監督をはじめ、チームに慢心はない。すぐさまやってくる第2クールの初戦(アウェイ : バレスティア・カルサ戦)に向け調整を進めていく。


2021 SPL第7節(アウェイ)

【日時】
2021年4月17日(土) 20:30キックオフ

【対戦相手】
タンジョンパガー ユナイテッドFC

【会場】
ジュロンイーストスタジアム

【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:6
タンジョンパガー ユナイテッドFC:0

【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
32′ 坪井 清志郎
37′ 坪井 清志郎
41′ 坪井 清志郎
62′ 近藤 蔵波
68′ 谷口 遼弥
87′ 近藤 蔵波

■次節の予定
2021 SPL第8節(アウェイ)
2021年4月25日(日) 20:30キックオフ
Vs バレスティア カルサFC
@トア パヨ スタジアム

By サッカーキング編集部

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