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日本は初の“オール海外組”…その他主要国の海外組比率は?

主要国の海外組比率を調査 [写真]=Getty Images

 オランダ遠征中の日本代表は、史上初の“オール海外組”で試合に臨む。新型コロナウイルスの影響で帰国後に自主隔離が求められることなどから、国内組の招集は見送られたが、ファンからは大きな注目を集めることになった。

 では、その他主要国の海外組比率はどの程度なのか。15カ国を対象に自国リーグ以外でプレーする選手の割合を調査してみた。なお今回は、メンバー発表当時の選手と所属クラブをもとに調査を実施している。

 以下は、“海外組比率”の高い順に並べたものだ。

1位 カメルーン 100%(24名中24名)
→アンドレ・オナナ、カール・トコ・エカンビなど

2位 コートジボワール 96.2%(26名中25名)
→フランク・ケシエ、ニコラ・ぺぺなど

3位 ウルグアイ 95.7%(23名中22名)
→ディエゴ・ゴディン、フェデリコ・バルベルデなど

4位 クロアチア 85.2%(27名中23名)
→ルカ・モドリッチ、デヤン・ロヴレンなど

5位 ポルトガル 84.6%(26名中22名)
→クリスティアーノ・ロナウド、ブルーノ・フェルナンデスなど

6位 アルゼンチン 82.1%(28名中23名)
→リオネル・メッシ、パウロ・ディバラなど

7位 ブラジル 78.3%(23名中18名)
→アリソン、ネイマールなど

8位 ベルギー 75.8%(33名中25名)
→ティボー・クルトワ、ロメル・ルカクなど

9位 オランダ 64%(25名中16名)
→フィルジル・ファン・ダイク、フレンキー・デ・ヨングなど

10位 フランス 62.5%(24名中15名)
→ポール・ポグバ、アントワーヌ・グリーズマンなど

11位 スペイン 48%(25名中12名)
→ダビド・デ・ヘア、アダマ・トラオレなど

12位 ドイツ 31%(29名中9名)
→カイ・ハフェルツ、ティモ・ヴェルナーなど

13位 イタリア 23.5%(34名中8名)
→ジョルジーニョ、ステファン・エル・シャーラウィなど

14位 イングランド 6.7%(30名中2名)
→キーラン・トリッピアー、ジェイドン・サンチョ

15位 韓国 0%(23名中0名)

 トップ2は、日本代表が対戦する2カ国となった。9日のカメルーン戦、13日のコートジボワール戦は中立地のオランダで開催される。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて入国制限があるため、3カ国ともにほぼ“海外組(欧州組)”でメンバーが構成されるのはやむを得ないことだった。ちなみに、3カ国で唯一の“国内組”は、コートジボワール代表のGKエリエーゼ・イハ・タプ。彼は国内のクラブ、FCサン・ペドロに所属している。

 3位のウルグアイから10位のフランスまで、計8カ国もまた“海外組”が過半数を占めた。ウルグアイ、アルゼンチン、ブラジルの南米勢は、2022 FIFA ワールドカップ カタール南米予選が今月からスタート。真剣勝負とあって、各国ともに欧州組を中心とした“ガチ”メンバーを揃えた。また、UEFAネーションズリーグを戦うベルギー、オランダ、フランスなども、移動が欧州内に限られるため、お馴染みの主力が招集メンバーに名を連ねている。

 一方、“国内組”の比率が50%を上回ったのが、スペイン、ドイツ、イタリア、イングランドの4カ国だった。欧州4大リーグの競争力の高さを物語る結果と言えるが、スペインの海外組比率(48%)とイングランドの海外組比率(6.7%)には大きな差がある。

 近年は両国ともに有望な若手を輩出しているが、イングランドの代表選手は国内でプレーする傾向が強いのに対し、スペインの代表選手は国外へ移籍するケースが少なくない。これはプレミアリーグのクラブに対してリーガ・エスパニョーラのクラブが資金力で太刀打ちできず、有望株が次々に引き抜かれていることとも無関係ではないだろう。現にスペイン代表の海外組12名のうち10名がプレミアリーグでプレーしているのだ。もちろん、代表の強化においては双方にメリットがあり、海外組の比率が成績に直結しないところもまた興味深い。

 そして、海外組“ゼロ”だったのが韓国だ。同国メディア『スポーツソウル』の日本語版によると、新型コロナウイルスの影響で今年すべてのA代表マッチがキャンセルされたため、10月はU-23代表とのスペシャルマッチ2連戦を国内で開催するという。パウロ・ベント監督が招集したメンバー23名は全員が国内組。ソン・フンミン(トッテナム)ら欧州組だけでなく、キム・ヨングォン(ガンバ大阪)らJリーグ組も、今回は招集外となった(※ク・ソンユン(大邱FC)やナ・サンホ(城南FC)ら“元”Jリーガーは多数招集されている)。

 なお、日本代表と同じように“海外組”だけで欧州遠征を実施することはできないのか、と思う読者もいるかもしれない。その点については、欧州で活躍するGKやサイドバックが少なく、チーム編成が容易ではないという理由が存在するようだ。

 様々な事情を抱えたなかでインターナショナルマッチウィークに突入した各国代表。中立地での親善試合とはいえ、日本代表が海外組だけでメンバーを組んで試合ができるのは、このコロナ禍において非常に恵まれたことなのかもしれない。

(記事/Footmedia)

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