アダマ・トラオレがスペイン代表デビュー [写真]=Getty Images
国際親善試合が7日に行われ、ポルトガル代表とスペイン代表が対戦した。
ポルトガルとスペインが2018年のロシア・ワールドカップ以来の対決。ホームのポルトガルはエースのクリスティアーノ・ロナウドやルベン・ネヴェスらが先発出場で、バルセロナに加入した20歳のトリンカオは初スタメンを飾った。対するスペインは主将のセルヒオ・ラモスや17歳のアンス・ファティはベンチスタートとなり、セルヒオ・ブスケツやGKケパ・アリサバラガが先発出場した。
試合はスペインが先に主導権を握った。2分にダニ・オルモが左サイドから折り返し、ペナルティエリア中央のジェラール・モレノがDFをうまくかわしてシュートを放ったが、これはGKルイ・パトリシオに阻まれた。11分にはロドリゴがミドルシュート、19分にはジェラール・モレノが右ポスト付近でこぼれ球に反応したが、どちらも枠を捉えなかった。
前半終盤はポルトガルが攻撃に転じ、43分にトリンカオが中央に折り返すと、ゴール前に走り込んだラファエル・ゲレイロがダイレクトシュート。45分には右サイドからのFKでエリア内へ飛び出したC・ロナウドが頭で合わせたが、どちらも得点には結びつかなかった。
後半に入ってポルトガルは52分、C・ロナウドがエリア左から強烈な左足シュートを放つが、これはクロスバーに弾き返される。さらに67分にはカウンターでチャンスを迎え、エリア右フリーのレナト・サンチェスが右足ダイレクトでシュートを打ったが、これもクロスバーに嫌われてチャンスを生かせない。
スペインは、62分に途中出場して念願のスペイン代表デビューを飾ったアダマ・トラオレがチャンスを演出。72分、トラオレが持ち前の力強いドリブルでエリア右へ突破しマイナスに折り返す。これを中央フリーのオルモがダイレクトで合わせたが、惜しくもGKパトリシオの好セーブに防がれた。
スペインは81分にトラオレがエリア右から強烈なシュート、89分には左CKでS・ラモスがヘディングシュートを放ったが、どちらも枠に飛ばなかった。ポルトガルは後半アディショナルタイム2分に左CKでルベン・セメドが頭で合わせると、これに右ポスト前のジョアン・フェリックスが反応するが、押し込むことはできず。試合はこのままタイムアップを迎え、スコアレスドローで終了した。
次はUEFAネーションズリーグが控えている両チーム。ポルトガルは11日にアウェイでフランス代表と、スペインは10日にホームでスイス代表と対戦する。
【スコア】
ポルトガル代表 0-0 スペイン代表