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チェフェリンUEFA会長、来年のEURO開催に自信…FFPなどの財政規制にも言及

2020.05.20

FFPやEUROについてコメントした [写真]=Getty Images

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、来年に延期されたEURO2020やFFPについてコメントした。イギリス紙『ガーディアン』を引用しイタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。

 新型コロナウイルスの影響で6月12日に開幕予定だったEURO2020は、2021年6月11日から7月11日にかけての開催に延期されている。チェフェリン会長は、来年の開催時期には困難な時期を越えているという見方を示している。

「(来年に)なぜ落ち着かないのか分からない。このウイルスがいつまでも続くとは思わない。多くの人が考えているよりも早く変化すると思う。深刻な状況だが、現在は状況が悪化しており、より慎重になっている。私たちはウイルスについてより多くのことが分かってきており、私は楽観的な人間だ。だから第2波、第3波、さらには第5波…と待たなければならないという終末論的な考えは好きではない」

「当局の勧告には従うつもりだが、私たちは準備ができており、個人的にはファンのいる古き良きフットボールはすぐに戻ってくると確信している」

 チェフェリン会長は新型コロナウイルスの影響で財政的なダメージを受けるクラブが多い中、FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)をはじめとした規制について次のように言及した。

「もし規則に従わなければ、常に制裁を受ける。もちろん私たちは常にどうすれば規制を改善し、必要であれば新しい時代に適応できるかを考えている。この変化はすぐには起こらないだろうが、私たちはそれを改善しようと考えている。それをより今に即した形にし、競争上のバランスについてもっと何かをしたい。可能であれば、何らかの「奢侈税」も検討している。アイデアはたくさんあるんだ。私を信じてください。今、私たちは船を正しい進路に導かなければならない。そして私たちはそれをすぐにでも行う。そして落ち着いたら、昔の仕事に戻ろうと考えている」

「選手たちが強欲だとは思わない。価格は市場が決める。今回の危機に対する市場の反応が価格の下落を意味するかどうかを見てみよう。物価が下がる可能性はある。でも選手たちが欲張りで、年俸が高すぎて公平ではないと不満を言ってはいけない。サッカーは多くの収入をもたらし、巨額の税金を払う大きな産業だ。選手は莫大な税金も払っているので、欲深さなどという言葉は適切ではない」

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